販売員として知っておきたい、ファッションの歴史
2017年03月17日
販売員であれば、ファッションに興味を持っていることと思います。
お客様と話が盛り上がることもあるでしょう。
ただ、今のトレンドには強くても、過去のトレンドは知らない人も少なくありません。
自分とは違う世代のお客様にも対応できるよう、各年代に流行ったものを知っておきましょう。
1960年代:
Tシャツにフレアジーンズ、エスニックテイストの、いわゆるヒッピースタイルが流行った時代です。
アイビールックも人気がありました。
このアイビールックを日本に広めたのはVANという会社で、現在放映中のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に登場する「AIS」という会社はこのVANをモデルにしていると言われています。
ハーバード大学などアメリカの名門私立大学の学生のスタイルを真似たトラッドスタイル。ボタンダウンシャツと3ボタンジャケットが定番でした。
1970年代:
日本にもファッションという考えが浸透し、KENZOイッセイ・ミヤケなど日本人デザイナーが活躍しました。
カジュアルな服装が人気を集め、ジーンズがファッションとして認知されるようになったのもこの頃です。
ミニスカートやホットパンツものような足出しスタイルにも抵抗がなくなっていきます。
「an an」が創刊され、ワンピースにブランドバッグという横浜発の「ニュートラ」ファッションもありました。
1980年代:
DCブランドの時代。コムデギャルソンなどのブランドがモノトーンのファッション性を周知させ「カラス族」など、全身真っ黒コーディネートをする人も続出。
アイビールックも復活し、プレッピースタイルとして人気を集めます。
こちらはアイビーリーグを希望する名門高校生のスタイルを真似たもので、よりカジュアル洗練されています。
バブルの時期で、派手で体のラインを強調するボディコンも流行ました。
後半になると、渋カジ・紺ブレも登場します。
1990年代:
「コギャル」が生まれた時代です。
茶髪にガングロ、「ルーズソックスに厚底ブーツという日本独特の文化が日本国中を席巻しました。
やまんばギャルという言葉もありました。
一方で、シャネルが大好きな「シャネラー」も登場。
以降、○○ラーという名前が出てき始めます。
チビT&ヘソ出しルックも流行、アニエス・ベーのTシャツなどが飛ぶように売れていました。
2000年代:
キレイめ系というファッションカテゴリーができました。
オフでもきちんとしていて清潔感がある男子が受け、シックでタイトな着こなしが人気を集めました。
ボトムス以下にたくさんの流行ができ、スキニーやニーハイブーツ、ミュールなど、着こなしのトレンドというよりもアイテムのトレンドがたくさんありました。
2000年代以降は、みなで同じファッションをするというよりも、流行アイテムを個性的にどう着こなすかに関心が集まっているようです。
(まとめ)
世代ごとに経て来たファッションの経歴が違います。
少し昔のトレンドも押さえておけば、「昔はこんなのが流行ったのよね〜」という話にもついていけるようになりますよ。
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