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知っていそうで意外と知らない、ファッションブランドの歴史2(イタリア編)

前回はフランスの有名ブランドの歴史についてご紹介しました。

関連記事→ 知っていそうで意外と知らない、ファッションブランドの歴史1(フランス編)

今回は、イタリアのブランドについて、その成り立ちをご紹介したいと思います。

 

 

小道具からハリウッドセレブ御用達になったグッチ:

グッチ(GUCCI)の創業者グッチオ・グッチは、サボイ・ホテルに勤めていましたが、辞めてバッグなど革製品店をオープンします。

ダブルGのロゴはグッチオのイニシャルで、名前入り製品はこれが世界で初めてでした。

第二次世界大戦中で原材料不足となり、生まれたのが有名なバンブートートです。

また、映画の仕事をしていた息子が小道具として父の製品を使ったところ、これがハリウッド女優の目に留まり、一気にセレブ御用達に。

単なる小道具にはしておけないほどの魅力があったようです。

 

 

夫婦と5人娘が育てたフェンディ:

フェンディ(Fendi)は、1925年にフェンディ夫妻がローマに開店した小さな革製品店が始まりでした。

ハリウッドで流行していた毛皮をイタリアでも販売して一躍大人気に。

パオラ、アンナ、フランカ、カルラ、アルダという5人の娘が跡を継ぎ、カール・ラガーフェルドがダブルFのロゴを使った有名な「ズッカ柄」を考案しました。

 

 

孫娘が世界に羽ばたかせたプラダ:

プラダ(Prada)は、プラダ兄弟が珍しい輸入革素材を扱う店を始めたことからブランドヒストリーが始まります。イタリア王室御用達となっていたことも。

孫娘のミュウッチャが販売した軽いナイロン素材のバッグ「ポコノ」は、日本でも大ブームに。

その後セカンドラインのミュウミュウ(ミュウッチャの子どもの頃のあだ名)などを展開し、世界のブランドに仲間入りしました。

おじいちゃんが始めた店を孫が世界的なブランドに大きく育てたといえるでしょう。

 

 

ハリウッドからスタートしたフェラガモ:

フェラガモ(Ferragamo)は、まだ10代だったフェラガモがハリウッドに開いた靴専門店が始まりです。

職人としての技術が光る靴は、またたくまにハリウッドスターに認められますが、その後祖国に帰り、フィレンツェに店を構えてこだわりのモノづくりを続けます。

厚底のウェッジソールなど個性的で高品質の靴を作り続け、ファッションの一部としての靴の存在感を高めました。

リボンパンプスの「ヴァラ」などは、日本でも大ブームとなり、今でも多くのファンがいます。

 

 

(まとめ)

伝統あるブランドには、素晴らしい歴史があります。

ブランドヒストリーが分かると、愛着もさらに湧いてきます。お客様との話の種に、ぜひ共有してください。

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