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知っていそうで意外と知らない、ファッションブランドの歴史1(フランス編)

ブランドには、長い歴史と伝統があります。

販売員としてブランドに関心を持っている人は多いと思いますが、歴史について正しく知っている人は少ないかもしれません。

有名なブランドの歴史について、少し勉強しておきましょう。

 

 

帽子づくりからスタートしたシャネル:

シャネル(CHANEL)は、言うまでもなくココ・シャネルを創業者として持つフランスのブランドです。

もともと優秀なお針子だったココが、1909年パリ・マルゼルブ大通り160番地にオープンした帽子のアトリエがブランドの始まりでした。

その後も「シャネル・モード」という帽子専門店を開き、一躍人気デザイナーになります。

それから数年後にオートクチュールを扱うようになり、ジャージードレスなどの画期的な製品でブランドとしての名声を獲得しました。

「マトラッセ」と呼ばれるキルティングなど、独創的なデザインは今でも多くの女性を魅了し続けています。

 

 

馬具づくりのノウハウを生かしたエルメス:

エルメス(Hermès)の歴史は、1837年パリに作られた馬具工房から始まっています。

優れた皮革製品を作る工房は、ときの皇帝などを顧客としていましたが、三代目の時代に多角経営に着手、バッグなどの革製品を作るようになります。

最初に作られたバッグは「オータクロア」で、その後「ケリー」や「バーキン」などが作られました。

馬具づくり職人の技術をいかした丁寧なモノづくりがエルメスの魅力です。

馬具工房から始まったという歴史を反映して、エルメスのロゴマークには「デュック」と呼ばれる四輪馬車と従者が描かれています。

 

 

子供靴専門店だったセリーヌ:

セリーヌ(CELINE)は、1945年創業のブランドで、スタートは上流階級向けのオーダーメイド子供靴店でした。

次第に大人の女性用の靴やバッグなどの小物を作るようになり、プレタポルテにも進出します。

輪馬車が留め具についた「サルキー」というバッグなどが上流階級の若者の間で大人気になります。

セリーヌは外国人デザイナーを多く起用しており、このサルキーやCマカダム(馬車にCモチーフがついたもの)のラインは今では製造されていません。

しかし、オールド(ビンテージ)セリーヌとして、今なお非常に人気があり、熱心なコレクターがたくさんいます。

 

 

(まとめ)

創業当時から現代まで、色あせない魅力で多くの人を魅了しているフランスのブランド。

長い歴史を知ることで、魅力がますます輝いてきます。

こうした歴史を知っていると、お客様からもきっと一目置かれますよ。

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