接客でも使える!わかりやすい話し方とわかりにくい話し方
2024年11月27日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
私はフリーランスとして、文章のわかりやすい書き方を人に教えることもあるのですが、わかりにくい文章を書く人は、往々にしてわかりにくい話し方をします。
「たかが文章でしょ」と思う人も多いかもしれませんが、たかが文章されど文章です。
LINEやSNSの普及により、今の若い世代は、文章が書けない人も多いようで、主語と述語が曖昧な文章を書く人が増えています。
若い人だけでなく、中高年でも主語と述語、修飾語を使えない人がたくさんいます。
わかりにくい話し方や伝わりにくい話し方をする人には、特徴があります。
わかりにくい話し方する人の特徴は、
■自分の話したいことだけを話す
■細部の話からする
です。
自分の話したいことだけを話す:
普段から人の話を聞いていなかったり、聞いている風で人の話を聞き流している人は、自分の話したいことだけ話をする人が多いです。
こちらが質問しても、質問したこととは全然違う答えが返ってくるのですが、話をよくよく聞いてみると、自分が話したいことだけを一方的に話しています。
質問した相手の聞きたいことに答えるよりも、自分の話したいことだけを相手に聞いて欲しいのです。
よく、女性同士の会話は「自分の言いたいことだけを各々が話す」と言われていますが、友達同士の会話なら、それでも全然問題ありませんし、むしろストレスの発散になってスッキリする場合もあります。
ですが、人と真剣に話をする時や仕事で話をする際は、自分の言いたいことだけを話していると、会話が成立しません。
接客が上手な販売員さんは、お客様の話をよく聞いています。
お客様の話をよく聞いているため、お客様からの質問に的確に答えることができるのです。
相手の話を聞く → 相手の質問に答える
これだけで、相手にとっては「わかりやすい話し方」になります。
細部の話からする:
わかりにくい話し方をする人のもう一つの特徴は、「細部の話からする」です。
人が自分のこだわりや自分が知っていることについて話す時、なるべく詳しく話したいので、細部の話から始める場合があります。
例えば、あなたがこだわりの家を建てたとします。
キッチンの棚板を特別な素材で作った場合、どれだけその板がすごいのかの話だけを詳細に人に話したくなると思うのですが、板の素材の話をされたところで、その話を聞かされた人は「すごい板なんだろうけど、なんだかよくわからない」となります。
最初に細部の話からされても、全体像が掴めないので、話を聞いた人は「よくわからない話をされた」という記憶しか残りません。
どんなゲームなのか知らないのに、ゲームのルールだけ教えられても、ゲームが理解できないのと同じです。
ですが、「こだわりの家を建てた」と、家を建てた話や家の外観の写真を見せてから、キッチンの話をして、キッチンの写真を見せながら、キッチンの中でも棚板には特にこだわった話をすれば「そんなにすごいなら、一度見てみたい!」と思われやすくなります。
大枠(全体像)を話してから、徐々に細部の話をすると「この人の話はわかりやすいし、面白い」となります。
自分のこだわりや自分の言いたいことだけを話す人と話をするのが、一番面白くないです。
逆に、話がわかりやすい人は、相手の聞きたいことや相手の知りたいことだけを話してくれるから、わかりやすいと言えます。
商品についてお客様に説明する場合でも、まずは商品の全体を見せてから、商品の特徴をお客様に伝えるはずです。
商品の一部分だけ見せて「この部分がすごいんです!」と、すごい機能の話だけをしたところで、お客様は「この商品の機能がすごいから買おう!」とはなりません。
やはり、お客様に商品全体を見てもらい、その後で機能や特徴の話をすれば「この商品いいね!」となってもらえます。
人に文章の書き方を教えると、最初は誰もが苦戦しながら書くのですが、数回書くだけで、わかりやすい書き方に慣れ、わかりやすい書き方に慣れてくると、考え方まで変わってきます。
わかりやすい文章が書けるようになると、考え方まで整理させるようになり、わかりやすい話ができるようになる人もいます。不思議ですよね。
LINEとSNSの普及により、短い言葉や単語、スタンプで気持ちを伝える人が増えた分、文字が読めなかったり、文章を理解できない人が増えました。
短い言葉で伝わるならいいですが、これがなかなか伝わらない上に、変な風に受け取られてしまい、LINEで友達と揉めたり、SNSで炎上していることも多々あります。
最近、カスタマーハラスメントも何かと話題になっていますが、販売員さんとお客様の両方で言葉が足りないために、誤解を生んでしまい、揉めることもあります。
本を読む人も減り、言葉の重要性が軽視される時代になりましたが、どれだけAIが発達しても、相手に伝えるためには、言葉が必要になるので、できるだけ人の話をよく聞いて、人と話をしてくださいね。
人の話をよく聞いて、人と話をするには、接客販売の仕事がオススメです!
接客が上手い販売員さんは、本当に聞き上手です。ついつい余計なことまで販売員さんに話してしまうこともあります。
わかりやすい話し方は、私生活でも仕事でも活かせるので、ぜひ接客販売のお仕事に活かしてくださいね。
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冬期休業のお知らせ
2024年11月23日
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冬期休業のお知らせ
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日頃は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
誠に勝手ながら、下記の期間を冬期休業とさせていただきます。
何かとご不便をおかけすることとは存じますが
何卒ご了承の程お願い申し上げます。
休業期間
2024年12月28日~2025年1月5日
※新年は2024年1月6日(月)より営業致します。
カテゴリ: お知らせ
人前で話すのが苦手な原因と対処方法
2024年11月21日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
つい先日、某商工会議所からオファーを受けて、ウェブセミナーの講座に登壇しました。
残念ながら、宣伝などもほとんどしていなかったため、受講者はほとんど集まらなかったのですが、久々に人前で話をしました。
人前で話すのが苦手な人も結構いて、苦手な人から「オマネキさんは、人前で話しても緊張しなさそうに見えるんですけど、どうすれば緊張しなくなりますか?」と、たまに質問されます。
接客販売のお仕事では、お客様とマンツーマンでお話ししたり、多くても3人ぐらいのグループのお客様とお話をすることもあります。
もちろん、知らないお客様に話しかける際は、私も多少の緊張はありますが、お客様と話していると変な緊張感は無くなります。
人前で話すのが苦手な人を見ていると「今、私は人から注目されている!」と、まるで自分が舞台に立ち、自分一人にすべて人の視線が集まっていると考えがちです。
「見られている」「聞かれている」と自分自身に意識が向いてしまうほど、緊張し、焦ってしまい、人前で話すことへの苦手意識が強くなるのです。
以前、話し方レッスン講師の方から「人前で話す際は、自分以外の何かに意識を向けると緊張しなくなる」と聞いたことがあります。
友達などと話をする際は、友達に意識が向いているため、緊張しません。
ですが、知らない人や大勢の人に話をする場合は、どうしても「自分はどう見られているのか」や「変な喋り方だと人から思われたらどうしよう」と、自分自身に意識が向いてしまいます。
自分自身に意識が向きすぎると緊張するので、人前で話す際は、なるべく自分自身を意識しないようにすると緊張しなくなります。
例えば、接客販売のお仕事の場合、お客様から「この商品はどうやって使うんですか?」と質問されたとします。
人前で話をすることが苦手な人は「私の説明に、お客様がすごく注目している!うまく話さなくてはいけない!」と、自分に意識が向き、緊張して、お客様に説明できなくなります。
この場合、お客様は、あなたに注目しているのではなく、「商品をどうやって使うのか」という、商品の使い方だけが知りたい訳です。
実際、お客様はあなたに注目しているのではなく、商品に注目しているのです。
いわば、あなたは商品に寄り添う黒子なのです。お客様にあなたは見えていません。見えているのは、商品だけです。
なので、あなたも商品だけに意識を向け、お客様に商品の使い方の説明をすれば、緊張はかなり和らぎます。
人からどう見られているのかを気にする人ほど、人前で話すことを苦手とする人が多いです。
でも、人は自分以外の人に基本的に興味がありません。誰も自分に関係ない人のことを後生大事に覚えてはいないのです。
あなたがどこかのお店にお客様として入り、店員さんに何かを聞いたとして、その店員さんのことをずっと覚えているでしょうか。
ほとんどの人は、一度入ったお店なら店員さんの顔は、すぐに忘れますし、何を喋ったのかも忘れます。どんな話し方をしていたのかなんて、全然覚えていないはずです。
誰もあなたに注目はしていないのです。
「誰も私に注目していないんだ」と、思えるようになると人前で緊張せずに話せるようになります。
最初の話に戻りますが、今回のウェブセミナーは30ページの資料を作ったのですが、5ページ目で私の緊張はピークに達しました。
緊張しなさそうに見える私でも、やはり最初だけは緊張します。
ですが、緊張がピークに達した時に「そういえば、誰も私には注目してないんだった。講座の内容を聞きたいだけなんだ。」と思った途端に緊張が解け、饒舌になりました。
自分に注目しているのは、自分だけなのです。他の人は誰もあなたには注目していません。
お客様の気持ちになって考えるとよくわかるのですが、お客様は商品を買いにお店に入ってきたのであって、店員さんのことを観察したいからお店に来ているのではありません。
お客様が店員さんから聞きたいのは、綺麗な声や綺麗な発音ではなく、詳しい商品の説明なのです。
人前で話すのが苦手な人は多いですし、そういう私も得意そうに見えて苦手です。
苦手なので、常に自分以外の人や物に意識を向けて話すようにしています。
自分以外の人や物に意識を向けて話をするには、多少の慣れは必要ですが、慣れてくると意外に緊張しなくなります。
私も何百人の前では話をしたことはないですが、さすがに人数が多いとガチガチに緊張しそうだなと思います。
ですが、一人とか二人とかなら緊張はしません。
接客販売のお仕事は人と話をする仕事なので、苦手意識のある人もいるかもしれませんが、やってみるととても面白い仕事です。
「私は人見知りだから接客販売の仕事なんて無理」という人もいますが、多くの販売員さんは「私って人見知りなんだよね」と言うので、人見知りの人ほど案外接客販売のお仕事に合っているのかもしれません。
人見知りの人ほど、自分が人から注目されないよう気配を消して、お客様と接することができるので、商品の説明がうまかったりします。
接客販売に興味があれば、ぜひ大阪マネキン紹介所の求人欄をのぞいてください。
人見知りの人ほど、販売のお仕事が合っている場合もあるので、ぜひ求人に応募してくださいね。
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正規雇用と非正規雇用の違いと働く女性の苦悩
2024年11月13日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
私も数年前までは正規雇用で会社員をしていましたが、会社を辞め、フリーランスとなり、フリーランスをしながら、大阪マネキン紹介所の登録スタッフとして働いていました。
要は、40代にして非正規雇用になった訳です。
正規雇用と非正規雇用の違いって、知ってますか?
誰でも何となくはわかると思うのですが、正規雇用と非正規雇用の一番の違いは「雇用期間に定めがあるかないか」です。
正規雇用の場合、雇用期間に定めがなく、「会社が倒産する」もしくは「定年になる」まで雇用が維持されます。
一方の非正規雇用の場合は、雇用期間に定めがあります。
雇用期間に定めがあるため、3ヶ月更新や6ヶ月更新、1年更新などの契約社員も非正規雇用となります。
20代後半や30代前半の女性から、「正規雇用と非正規雇用はどっちがいいんですか?」と、相談されたのですが、私的には20代や30代なら正規雇用、40代以降は非正規雇用でもいいんじゃないかと答えました。
もちろん、非正規雇用だといつ切られるのかわからないので、どの年代でも正規雇用のほうが安定はしています。
ただ、歳をとるにつれ、正規雇用で雇ってくれるところは、なかなか見つかりません。
女性の年代別による非正規雇用の割合は、以下になります。
20代女性:31.2%、30代女性:42.6%、40代女性:49.6%、50代女性:55.1%
年齢関係なく、男性より女性のほうが、非正規雇用の割合が3割も多いそうです。
20代や30代の未婚女性の場合、正規雇用で雇ってくれるところがあるのですが、結婚してから仕事を辞めると、正規雇用で雇ってくれる会社は減ります。
そして、結婚して子供ができ、会社を一旦辞めてしまうと、もっと正規雇用で雇ってくれる会社は減ります。
若ければ若いほど、正規雇用で雇ってくれる会社があるので、若い時は正社員として働き、何らかの技術を身に付けたり、経験を積んでおいたほうが、後々に潰しが効きます。
ただ、今の40代以上の女性は、若い時に正規雇用で雇ってくれる会社が、そもそもありませんでした。
あるにはあったのですが、めちゃくちゃ少なかったのです。
なので、正規雇用で働きたいと思っても、正規雇用してくれる会社が見つからないため、非正規雇用で働いている40代以上の女性が多いんです。
私の周りの女性も、非正規雇用で働いている人のほうが断然多いです。
今の世の中、人手不足とは言われていますが、非正規雇用の人数は足りてないのですが、正規雇用の人数は足りていると言われています。
男性は結婚しても、子供が産まれても、仕事を辞める必要に迫られませんが、女性はいまだに仕事を辞めるか続けるかの決断を迫られますよね。
働く女性には、なかなか厳しい現実です。
子供を産んだ後、すぐに社会復帰しようとしても、なかなか正規雇用で雇ってくれる会社がないと嘆く20代の女性もいますし、会社を辞めてしまい「もう雇ってくれる会社なんてないんじゃないか」と、不安になる20代や30代の女性もいます。
そんな話を聞いていると「私の若い頃とあんまり変わってないな」と思います。
正規雇用と非正規雇用どちらがいいのかは、正直、その人のライフスタイルにもよるので、一概にどっちがいいとも言えません。
私の場合、正規雇用が嫌になり、フリーランスになったので、非正規雇用のほうが合ってはいますが、安定した正規雇用が羨ましいと感じることもあります。
ただ、今でも正社員で働いている元同僚を見ていると、上司へのストレスや会社への不満が強くある上に、仕事の範囲も広く責任も重いため、なかなか大変そうです。
雇われている会社にもよりますが、非正規雇用の場合は、決められた範囲の仕事しかやらなくていいなど、仕事の範囲が比較的狭く、正規雇用よりも責任も軽めです。その分、安定性には欠けます。
現実的に考えると、正規雇用にしろ非正規雇用にしろ、いくつになっても雇ってくれる会社があるのは、とってもありがたいことです。
雇われて働いていると会社や上司にブーブー文句言えますが、私のようにフリーランスになると、本当に会社や上司のありがたみが身にしみてわかるようになります。
文句言えるうちが花ですよ。
そして、非正規雇用でも、長く働ける仕事はたくさんあります。
大阪マネキン紹介所では、主にアパレルの接客販売の求人をご紹介していますが、長く同じお店やメーカーで働いている人もいますし、短期やスポットで働いている人もいます。
色々な人がいるように、今は色んな働き方があるので、あなたに合った働き方を選んでくださいね。
女性が働きやすい、お仕事の求人がたくさんあるので、一緒に楽しく働きましょう!
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