それってアンコンシャス・バイアスちゃいますか?
2024年06月11日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
誰にでも人の見た目や行動から性格を推し量ることがあります。それを「アンコンシャス・バイアス」と呼ぶそうです。
アンコンシャス・バイアスとは、人が無意識のうちに持っている偏見や思い込みで、「無意識バイアス」とも言います。
要は、過去の経験や生まれ育った周りの環境に基づいた情報により、無意識に「あの人はこういう人」と決めつけてしまう偏見(バイアス)です。
参考記事→ アンコンシャス・バイアスとは?事例と対処法
私が視聴している「えんむす」というYouTubeの動画があるのですが、そこで「アンコンシャス・バイアス」が面白く紹介されていたため、初めて知りました。面白いアニメなのでぜひ一度視聴してみてください。
参考動画→ 【あなたは大丈夫?】アンコンシャスバイアスちゃいます?|えんむす
例えば、会社員時代に仲の良かった女性の同僚がいたのですが、入ってきた新人の男性社員に、ことあるごとに辛く当たっていました。
その男性社員に何かされたから辛く当たっているのかな?と思い、本人に確認してみたところ「大嫌いな男性に顔が似ているから、絶対に性格もあの男性に似ているに決まっている!」と思い込み、顔が嫌いすぎて辛く当たっていたそうです。
まさに「アンコンシャス・バイアス」です。
自分の過去の経験から「あの男性に似た顔の人は、みんな性格が悪い」というバイアス(偏見)が、無意識のうちに刷り込まれ、顔が似ているという理由だけで嫌いになる訳です。
実際、「アンコンシャス・バイアス」を持たない人間はこの世の中に、いないと思います。
なんせ無意識のバイアスなので、自分自身では気付かないのです。
私自身も、見た目で人を判断することがもちろんあります。
見た目だけではなく、その人の行動や発言から「きっとこの人は、〇〇な人」と決めつけてしまい、後から「なんか最初の印象と違うな。結構良い人なんだな。」と、自分の間違った思い込みを反省したこともあります。
私の経験上、女性は同性である女性に対して「アンコンシャス・バイアス」を持っている人が多く、一旦「この人は絶対に〇〇な人!」と女性から決めつけられてしまうと、その思い込みを覆すことは至難の業です。というか、ほぼ無理です。
思い込みが激しい女性とは付き合わなければ良いだけですが、仕事で一緒に働いている場合は、付き合わない訳にもいかないため、辛い目にあっている人も多いのではないでしょうか。
他には、仕事上での女性の扱いにも、世の中全般の「アンコンシャス・バイアス」から起きていることが多々あります。
例えば、
■ 女性は細やかな気配りができるから電話番に向いている
■ 女性のほうが気がつくのでコピー機のコピー用紙は女性が入れるべきだ
■ 女性の入れたお茶やコーヒーのほうが美味しいから女性はお茶汲み
■ クレームが起きた際、女性なら男性客に怒られにくそうだから初動は女性が対応すべきだ
などです。ちょっと古い考えですが、今でもよく聞く話です。
「女性」という言葉から世間が連想するのは、「気配りができる」「よく気が利く」「いつも笑顔」「か弱い」などです。まさに女性に対する偏見によるものです。
ですが、女性と一括りにされても、女性全員が気配りができる訳でもないですし、気が利かない人だっています。
女性は笑顔が一番という男性もいますが、女性に限らず男性も笑顔のほうが良いですし、か弱くない女性だって大勢います。
一人ひとりを見るよりも、女性と一括りにして見たほうが、何かと都合の良いことがある上に、ラクなので、「女性」を一括りにしている面が大きいと思います。
人は自分の「アンコンシャス・バイアス」には気付きにくいですが、自分以外の人の「アンコンシャス・バイアス」には敏感です。
そのため、「人の振り見て我が振り直せ」(他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは自分の振る舞いを反省し、直すべきところは改めよ)という、ことわざがあるように、「あの人は〇〇な人!」と決めつける前に、「それってアンコンシャス・バイアスちゃいますか?」と、自分自身に問いかけてみてください。
自分自身の「アンコンシャス・バイアス」に気付くことで、人間関係もかなり良くなりますし、職場の人全員が自分の「アンコンシャス・バイアス」に気付くことで、めちゃくちゃ働きやすい職場になるかもしれません。
人の思い込みほど怖いものはないため、一旦「本当にそうなのか?」と、自分自身を疑うことも必要ですよ。
先ほど紹介した「えんむす」のYouTube動画ですが、会社内での色んなあるある話が動画で紹介されていて、面白い上に勉強にもなるので、ぜひ一度覗いてみてください。私はめちゃくちゃハマっています。
「アンコンシャス・バイアス」の話をしつつも、ぜひ多くの女性に大阪マネキン紹介所を知って欲しい上に、登録スタッフになって欲しいので、あなたからの求人のご応募をお待ちしています!
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