通勤前や仕事中に体調が悪くなるなら迷わずにメンタルクリニックに行こう!
2024年09月11日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
NHKのドラマ「Shrink~精神科医ヨワイ~」を観ているのですが、メンタルクリニックや心療内科は、日本ではまだまだ身近な病院ではないと感じます。
このドラマの内容を簡単に説明すると、色んな心の病気を抱えている人が自分の病気と向き合い、メンタルクリニックに通いながら、ドクター(中村倫也)や周りの人に支えられて、徐々に自分の人生を取り戻していくお話です。
病名は知っているけど、よく理解されていない心や脳の病気を、ドラマの中でわかりやすく知ることができます。
1回目は「パニック症(パニック障害)」だったのですが、実は私も「パニック症」になったことがあります。
「パニック症」になったことがある人は比較的多くて、私の周りにもたくさんいます。
最近も、知り合いの店員さんと話していると、その人の呼吸が荒いので「コロナにでも感染したの?」と聞いたところ、「なんだか息が苦しくって」と本当に呼吸が辛そうでした。
ですが、私と話していると普通の呼吸に戻る時もあり、話が途切れてしばらくすると、息が荒くなったりを繰り返すので「これは多分、過呼吸だな」と私の経験上わかりました。
「とりあえず内科よりも先に心療内科に行ったほうがいいよ」とアドバイスしたのです。
私のアドバイスを素直に聞き入れてくれ、すぐに心療内科に行き「パニック症」と診断されてからは、病名や病状、対処法がわかったので、かなり症状は改善しました。
パニック症とは、何の前兆もなく突然、動悸や呼吸困難、めまいなどの自律神経症状と激しい不安に襲われる「パニック発作」を繰り返し起こす病気のことです。
結構自分では気付きにくくて、「肺の病気なんじゃないか」とか「呼吸ができなくなって死ぬんじゃないか」と体の病気と思いがちなのですが、実際は心因性の神経症です。
仕事に行く前に呼吸が荒くなったら、パニック症の可能性もあるので、とりあえず無理せずにゆっくりと休んでくださいね。
2回目は「双極症(双極性障害)」だったのですが、こちらもつい最近「双極症」の販売員さんと話をしました。
その人は、自分で「これはおかしい」と気付いて、早期にメンタルクリニックに通い、治療を受けています。なので、普通にお仕事をしています。
双極性障害とは、躁状態とウツ状態をくりかえす病気です。
私の友達も双極性障害となり、精神科に入院していた人もいます。
自分一人では抱えきれない重圧を抱えている人に起こりやすい病気のようで、こちらは脳の病気です。
ウツ病と間違えられやすいのですが、ウツ病とは違う病気のため、飲む薬や治療方法も異なるそうです。
双極性障害になると本人だけでは対処しきれません。
治療には長期間かかる上に、再発の可能性がかなり高く、治療にはかなりの時間を要するとのことでした。
ハイ状態になった後で、いきなり落ち込みが酷くなる人は、「双極症」の可能性もあるので、早めにメンタルクリニックを受診したほうがいいですよ。
という具合に、私自身もパニック症を発症したことがありますし、私の周りでもメンタルの不調を訴える人がとても多いです。
もはや現代病ですね。
ですが、日本人は「精神科や心療内科は心の弱い人が行く所」という思い込みが、まだまだ根強くあります。
私の友達と話していても「私の心は弱くないから、辛いことがあっても気合いで治す!」と豪語している人がいるのですが、どうみても「パニック症」を発症しています。
長時間電車に乗れず、締め切った空間(映画館や美容院など)にいると不安になり、途中で抜け出してしまう等の症状があるため、「それってパニック症だよね」と言っても「私は鬱じゃない!」と突っぱねられてしまいます。
そもそも、パニック症は心因性の神経症で、ウツ病は脳の病気なので、違う病気なのですが、多くの人には正しい知識さえないのです。
なんでも「我慢すればそのうち治る」「精神を強く保っていれば治る」と日本人は思いがちですが、我慢しても治らないから病気なのです。
一度でも心療内科に行ってみればわかりますが、本当に普通の病院です。私も最初、心療内科に行った時は「こんなに普通の病院なんだ」とビックリしました。
なので、辛そうにしている人が周りにいれば「一度、心療内科に行ってみれば?変なところじゃないよ。」と声をかけるようにしています。
特に、責任感が強い人やなんでも一人で背負い込んでしまう人はウツ病になりやすく、社交的で人づきあいがよい人は双極症になりやすいようです。(あくまでもオマネキ調べです)
パニック症に関しては、何がキッカケで起きるのかは人によって違います。
私の場合、外食でブダ丼を食べ、ノロウィルスに感染し、あまりにも症状が酷かったため、ノロが治った後に、豚肉を食べた瞬間に過呼吸を起こし、救急車で運ばれました。「豚肉を食べると酷い目にあう」ということを体と心が無自覚で覚えていたのでしょう。ですが、今では豚肉をガツガツ食べてますよ。
職場で嫌な目にあったことにより、それが引き金となりパニック症を起こす人も多いので、「なんか私ちょっとおかしいな」と思ったら、迷わずにメンタルクリニックや心療内科を受診してください。
若い人に「心療内科に行ったらいいよ」とアドバイスすると、比較的みなさん素直に行くのですが、40代以上の人にアドバイスしても「私は弱くない!」と突っぱねる人が多いです。
病気なら病院へ行って、正しい診断を受け、治療をするのが一般的だと思うのですが、病気でも「気合いで治す!」と言い張る40代以上の人が多いので、厄介だなと思います。
そういえば、私が20代後半の頃に働いていた会社で風邪を引いたのですが、部長から「風邪なんて気合いで治せ!会社を休むな!」と言われたことがあります。
男性社員が風邪を引くと部長は「家でゆっくり休んだらいいよ」と言っているのを見て、「これこそ男女差別だ!」と私は思いました。
今より女性には厳しい時代もありましたねー。今だったら確実にパワハラとセクハラになります。
心や脳の病気じゃなくても、体調が悪い時は無理せずに仕事を休んでくださいね。
責任感が強い人ほど、無理して仕事にするのですが、一番大事なのは仕事よりもあなたの体ですよ。
ちなみにドラマ「シュリンク」の3回目(最終回)は、「パーソナリティ症」だそうです。現時点(2024年9月11日)では、まだ放送されていません。
私も「パーソナリティ症」についてはよく知らないので、ドラマを観てしっかりと勉強します。
自分に合わない仕事をしていると体調を崩す場合もあるので、あなたに合った仕事を見つけて、楽しく働いてくださいね。
大阪マネキン紹介所では、たくさんの販売職のお仕事を紹介しています。ぜひ、求人を見て、興味のある求人に応募してください。
カテゴリ: 現役販売員オマネキのブログ