正規雇用と非正規雇用の違いと働く女性の苦悩
2024年11月13日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
私も数年前までは正規雇用で会社員をしていましたが、会社を辞め、フリーランスとなり、フリーランスをしながら、大阪マネキン紹介所の登録スタッフとして働いていました。
要は、40代にして非正規雇用になった訳です。
正規雇用と非正規雇用の違いって、知ってますか?
誰でも何となくはわかると思うのですが、正規雇用と非正規雇用の一番の違いは「雇用期間に定めがあるかないか」です。
正規雇用の場合、雇用期間に定めがなく、「会社が倒産する」もしくは「定年になる」まで雇用が維持されます。
一方の非正規雇用の場合は、雇用期間に定めがあります。
雇用期間に定めがあるため、3ヶ月更新や6ヶ月更新、1年更新などの契約社員も非正規雇用となります。
20代後半や30代前半の女性から、「正規雇用と非正規雇用はどっちがいいんですか?」と、相談されたのですが、私的には20代や30代なら正規雇用、40代以降は非正規雇用でもいいんじゃないかと答えました。
もちろん、非正規雇用だといつ切られるのかわからないので、どの年代でも正規雇用のほうが安定はしています。
ただ、歳をとるにつれ、正規雇用で雇ってくれるところは、なかなか見つかりません。
女性の年代別による非正規雇用の割合は、以下になります。
20代女性:31.2%、30代女性:42.6%、40代女性:49.6%、50代女性:55.1%
年齢関係なく、男性より女性のほうが、非正規雇用の割合が3割も多いそうです。
20代や30代の未婚女性の場合、正規雇用で雇ってくれるところがあるのですが、結婚してから仕事を辞めると、正規雇用で雇ってくれる会社は減ります。
そして、結婚して子供ができ、会社を一旦辞めてしまうと、もっと正規雇用で雇ってくれる会社は減ります。
若ければ若いほど、正規雇用で雇ってくれる会社があるので、若い時は正社員として働き、何らかの技術を身に付けたり、経験を積んでおいたほうが、後々に潰しが効きます。
ただ、今の40代以上の女性は、若い時に正規雇用で雇ってくれる会社が、そもそもありませんでした。
あるにはあったのですが、めちゃくちゃ少なかったのです。
なので、正規雇用で働きたいと思っても、正規雇用してくれる会社が見つからないため、非正規雇用で働いている40代以上の女性が多いんです。
私の周りの女性も、非正規雇用で働いている人のほうが断然多いです。
今の世の中、人手不足とは言われていますが、非正規雇用の人数は足りてないのですが、正規雇用の人数は足りていると言われています。
男性は結婚しても、子供が産まれても、仕事を辞める必要に迫られませんが、女性はいまだに仕事を辞めるか続けるかの決断を迫られますよね。
働く女性には、なかなか厳しい現実です。
子供を産んだ後、すぐに社会復帰しようとしても、なかなか正規雇用で雇ってくれる会社がないと嘆く20代の女性もいますし、会社を辞めてしまい「もう雇ってくれる会社なんてないんじゃないか」と、不安になる20代や30代の女性もいます。
そんな話を聞いていると「私の若い頃とあんまり変わってないな」と思います。
正規雇用と非正規雇用どちらがいいのかは、正直、その人のライフスタイルにもよるので、一概にどっちがいいとも言えません。
私の場合、正規雇用が嫌になり、フリーランスになったので、非正規雇用のほうが合ってはいますが、安定した正規雇用が羨ましいと感じることもあります。
ただ、今でも正社員で働いている元同僚を見ていると、上司へのストレスや会社への不満が強くある上に、仕事の範囲も広く責任も重いため、なかなか大変そうです。
雇われている会社にもよりますが、非正規雇用の場合は、決められた範囲の仕事しかやらなくていいなど、仕事の範囲が比較的狭く、正規雇用よりも責任も軽めです。その分、安定性には欠けます。
現実的に考えると、正規雇用にしろ非正規雇用にしろ、いくつになっても雇ってくれる会社があるのは、とってもありがたいことです。
雇われて働いていると会社や上司にブーブー文句言えますが、私のようにフリーランスになると、本当に会社や上司のありがたみが身にしみてわかるようになります。
文句言えるうちが花ですよ。
そして、非正規雇用でも、長く働ける仕事はたくさんあります。
大阪マネキン紹介所では、主にアパレルの接客販売の求人をご紹介していますが、長く同じお店やメーカーで働いている人もいますし、短期やスポットで働いている人もいます。
色々な人がいるように、今は色んな働き方があるので、あなたに合った働き方を選んでくださいね。
女性が働きやすい、お仕事の求人がたくさんあるので、一緒に楽しく働きましょう!
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