仕事の電話が怖い原因と克服法 & 誰でもできる慣れ方
2025年04月10日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
「電話が鳴るとドキッとする」「上司やお客様に電話をかけるのが怖い」など、実は今、仕事で電話を“怖い”と感じる人が増えています。
LINEやチャットの普及により、友達同士でも電話をする機会が減りました。
その結果、電話のリアルタイムなやり取りに慣れていない若い世代が増え、いざ仕事で電話をするとなると強い緊張を感じてしまう人が多いようです。
参考記事→ 着信音だけでムリ…「電話に出るのが怖いので退職します」若手社員に急増する”電話恐怖症”の知られざる実態
仕事の電話が怖いと感じる3つの原因
① 社名や名前を間違えたらどうしようという不安
電話応対では、最初に社名や自分の名前を名乗る必要があります。
初めて働く職場では慣れない社名を噛んでしまったり、緊張して名前を飛ばしてしまうこともあります。
「間違ってはいけない」と思うほど、体がこわばってしまいます。
② 相手の反応が見えない怖さ
電話では表情や雰囲気が見えません。
「怒っているのかな?」「感じ悪く思われたかも」と、相手の反応を想像して不安が膨らみます。
③ 要件を正確に伝えなければならないプレッシャー
電話はリアルタイムでやり取りするため、即座に判断・回答しなければいけません。
「聞き取れなかったらどうしよう」「メモしきれなかったら怒られるかも」と焦る気持ちが、恐怖感に変わります。
昭和世代の私も電話が苦手でした
私の時代、友達に連絡するには電話しか手段がなかったため、電話を使っていましたが、電話をかけるのが好きかと言われれば、私も好きではありません。
特に、仕事では取引先やお客様と話す際、最初は本当に嫌でしたが、電話をしないと他に通信手段がなかったため、仕方なく電話をしていました。
取引先の担当者によっては、滑舌が悪いのか、何を話しているのかを聞き取れない人もいて、上司から「誰からの電話?」と聞かれた際に「誰だかわかりませんでした」と答えたことが何度かあります。
「誰だかわからない」「何の要件で電話をかけてきたのかわからない」というのは、働き始めた最初の頃、私もしょっちゅうありました。
働き始めた最初は特に、会社の取引先事情や業者事情が分かりません。
電話に出るだけでも怖いのに、
■ 社名を間違わずに言わないといけない恐怖
■ 誰がかけてきているのかわからない恐怖
■ 電話を取っただけで一杯一杯なのに相手の社名や名前、要件まで覚えられない恐怖
と、まさに“恐怖の三重奏”でした。
なので、仕事で電話恐怖症になる人の気持ちはわからなくもありません。
電話が怖い人が少しずつ慣れるための3つのコツ
① メモとペンを常に用意しておく
電話が鳴ったら、すぐにペンとメモを持ちましょう。これだけで焦りが半分になります。
聞き取れなかったら「恐れ入ります、もう一度お名前をお願いできますか?」と丁寧に聞き返せば問題ありません。
私も電話では何度も失敗し、失敗し続けた結果として、「電話が鳴ったらすぐさまペンとメモを用意する」ようになりました。
めちゃくちゃ長い社名の会社で働いたことがあるのですが、最初の頃は絶対に社名を噛んでいたこともあり、社名を言うだけでいっぱいなので、誰が何の要件でかけてきたのかまで覚えられませんでした。
② 電話をかける前に“台本”を用意する
お客様や取引先に電話をかける前に、最初の3文だけでも話す内容を考えておくと安心です。
例:「お世話になっております。〇〇商事のオマネキと申します。修理の件でご連絡いたしました。」
台本があるだけで、頭が真っ白になることを防げます。
③ 他の人の電話応対を観察して学ぶ
職場では、周りの人の電話対応をこっそり聞いてみましょう。
どんな言い回しをしているのか、どんなトーンで話しているのかをメモしておくと、自分の引き出しが増えます。
電話に関しては、電話での受け答えを会社で教えてくれる訳でもないので、周り人の受け答えを見て、「あんな風に言うんだな」と勉強しました。
電話は「慣れる」もの。完璧じゃなくていい
というように昭和生まれのオマネキでも、電話が得意ということはありません。
実は、今でも販売の仕事でお客様に電話をかけるのが苦手です。
販売の仕事では修理完了の連絡や取り寄せ商品到着の連絡など、お客様に電話で連絡することあります。
私もお客様に電話連絡するのが苦手なので、できれば他の人にやってもらいたいのですが、そうも言ってられません。
店長から「お客様に連絡入れておいて」と言われれば、断る訳にもいかないため、お客様に電話連絡をします。
かなり緊張しながら電話をするのですが、電話をする前に、事前に何を言うのかを考えてから電話をするようにしています。
何も考えずに電話をすると、お客様が電話に出られた時に、頭の中が真っ白になるからです。
でも、考えてみたのですが、私がお客様として商品を修理に出した場合、修理完了連絡が店員さんから電話で入りますが、ほとんど漏れなく店員さんは誰でも緊張して電話をかけてきます。
と言うことは、お客様に電話する場合、多くの店員さんは緊張して電話をかけているのです。
特にお客様に電話をする際は、失礼がないように気を付けて話をするので、誰でも緊張していると思います。
お客様もその辺りは理解してくれていると思うので、多少噛んでも、敬語が変でも怒ってくる人はいませんし、私も電話で噛んで怒られたことはありません。
悲しいことに電話に関しては、慣れるしかありませんし、私のように慣れたとしても、嫌なものは嫌なのです。
仕事上で「電話めちゃくちゃ得意です!」という人はあまりおらず、私の知っている限り多くの人は、知らない人からの電話に出るのも、知らない人に電話を掛けるのも嫌いです。
慣れるまでは誰でも電話対応が苦手
救いのないオチとなりましたが、知らない人や面識のない人と電話で話をするのは、誰でも苦手ということです。
今の所、業務上の電話応対がなくなることはないので、他の人の電話の受け答えを見ながら、ゆっくりと覚えていけばいいと思います。
誰でも電話での失敗談はたくさん持っているはずですよ。あなただけではないはずです。
販売の仕事では、お客様に電話をしたり、系列店に電話をすることもあるため、電話での応対に最初は戸惑うかもしれませんが、徐々に慣れていきます。
そして、販売職ではメインの仕事は接客なので、1日にかける電話も取る電話も事務の仕事と比べると格段に少ないと思います。
徐々に電話対応に慣れたい人には、販売職はお勧めなので、ぜひ大阪マネキン紹介所の求人に応募してくださいね。
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