アパレル小物の豆知識_靴下について

 

 

服以外のものをたくさん取り扱うアパレルショップが増えています。お客様から急に質問されて慌てないために、小物についても少し勉強しておきましょう。今回は靴下についてまとめました。

 

■11月11日は靴下の日
日本靴下協会の制定により、11月11日は靴下の日とされています。これは語呂合わせではなく。靴下を並べたときの形が「1」に似ているからです。11で靴下一組、ということになりますね。

 

■靴下の生産日本一は?

日本国内で最も多く靴下を製造している県は、実は奈良県です。奈良県の靴下生産量はダントツで、全国シェアもずっと一位です。明治時代から靴下製造が行われ、広陵町などが靴下の街として知られています。広陵町では「靴下の市」が開かれ、靴下メーカーから直接靴下を買うことができます。

 

■靴下のふちにも名前がある

靴下の履き口には、よく見るといくつかの種類があります。女性用靴下にみられる、口が波形になったものは、「メロウ(メロー)」と呼ばれています。おしゃれ靴下としては、透ける素材でできたシースルーなども人気があります。

 

■最近出ている「直角靴下」とは?

実は、一般的な靴下はかかと部分が90度ではありません。90度にしてしまうと、制作工程が増えるのと、たたんだときにきれいに見えないからだといわれています。ただし、かかとが90度になっていると、かかとをきれいに包み込んでフィットする靴下になることから、最近ではかかとが90度になった直角靴下を作るメーカーも出て、人気になっています。一度履き心地を試してみてはいかがでしょうか。

 

■日本で最初に履いたのは水戸光圀

靴下は明治期になって洋装になるのに合わせて一般市民の間にも広まっていきましたが、日本で最初に靴下を履いたのは、水戸光圀だといわれています。新しいもの好きで南蛮渡来のものに興味を持っていた副将軍様は、 オランダ製の靴下を愛用していたそうです。

 

■いろんな長さがある

レディース靴下の長さは実に豊富で、それぞれ名前がついています。ふくらはぎまでの標準的な長さのものはソックスといい、これを基準にして、膝下までのものをハイソックス、膝上までのものをオーバーニーソックス、膝下4分の3くらいまでの長さのものをスリークォーターズといいます。ソックスよりもやや短めなものはクルーソックス、くるぶしまでのものはスニーカーソックスといいます。女性がパンプスを履くときに使うのはカバーソックスと呼ばれています。

 

(まとめ)

毎日当たり前のように履いている靴下ですが、実は面白いことがたくさんあります。ここでご紹介したことを、お客様との会話でもぜひ使ってみてくださいね。

アパレル小物の豆知識_傘について

 

最近のアパレルショップは、服だけでなく、バッグや小物などをディスプレイして販売する傾向があります。そこで、アパレルショップで取り扱うことがある小物についての豆知識をまとめてみました。

 

■日本の傘はなぜ骨が多い?

私たちが普段使っているのは洋傘といわれるもので、日本には昔からの伝統工芸品としての和傘もあります。和傘の特徴は、骨の数が多いこと。洋傘は8本ですが、和傘は44本・46本など、かなり骨の数が多くなっています。和傘には洋傘のような折りたたみ傘はありません。ちなみに、世界初の折りたたみ傘はドイツで作られました。

 

■6月11日は傘の日

あまり知られていませんが、6月11日は傘の日となっています。この理由は、6月11日は入梅、つまり梅雨に入るとされる日だからです。梅雨になるとおしゃれな傘が欲しくなるもの。傘の日には傘の特集が組まれることもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

■イギリス人と傘

イギリスの天気は不安定で、一日の中に四季があるといわれるように、晴れてたと思ったら急に小雨が降ったりすることがあります。なので、用心のために傘を持って出かける人が多くなっています。イギリス紳士は雨でも傘をささないといわれることがありますが、イギリスに多い小雨なら傘をさすまでもないというのが実情のようで、土砂降りの雨なのにまったく傘をささないということはありません。

 

■「こうもりがさ」とは?
黒い傘を「こうもり傘」と呼ぶことがありますが、これは洋傘のことを明治時代の人がそう呼んだことに起源があります。幕末に日本に来航したペリーが持っていた傘を見た当時の日本人が「まるでコウモリのよう」と表現したのが始まりだといわれています。

 

■「じゃのめがさ」とは?

蛇の目傘というのは、番傘(ばんがさ)などと同じ和傘の一種です。傘を開いたときに蛇の目のような模様が出ることから、こう名付けられました。始まりは元禄時代頃といわれています。3段になっており、中心と外側が黒色に塗られており、真ん中が白色になっています。同じ和傘の種類として番傘というのもありますが、こちらは男性用で骨が太いものになります。蛇の目傘は骨が細い傘で主に女性用です。童謡「あめふり」にも「母さんが蛇の目でお迎え」という歌詞が出てきますね。

 

(まとめ)

知っていそうで知らないことも多い、傘。こんな豆知識を仕入れておくと、お客様から不意に質問されたときでも慌てずに対処できますし、会話も弾みます。ぜひ、ここで紹介したことを活用してみてくださいね。

知っていそうで知らないファッションの語源

 

世の中にはいろいろな服の呼び名があります。今では当たり前の呼び名ですが、どんな起源を持っているのか知ると、面白いものです。お客様との会話のきっかけになる豆知識として知っておきましょう。

 

 

■スカート

スカート(skirt)は、もともとドレスの裾を表す部分でした。今でも機械類の覆いをスカートと呼ぶことがあります。当初は、腰に布を巻くものだったといわれています。徐々に服としての体裁が整っていき、ヨーロッパの肖像画にあるような大きなふくらみを持つスカートやタイトスカート、ミニスカートなど、時代とともにデザインが多様化していきます。

 

■Tシャツ

Tシャツの歴史は比較的浅く、1970年代ごろから一般的に着用されるようになったといわれています。名前の由来は、その名の通りT字型をしたシャツだからというのが有力です。当初は男性用の下着でしたが、ファッションのカジュアル化やジーンズの誕生によって、下着からファッションアイテムに格上げされました。

 

 

■Yシャツ
Tシャツは英語でも「 T-shirt」ですが、こちらは和製英語です。英語では、white shirtといいます。white shirtが日本人の耳にはYシャツと聞こえたことから、Yシャツと呼ばれるようになったといわれています。ちなみに、現代英語では「white shirt」は「dress shirt」と言います。

 

■トレーナー

和製英語といえば、お馴染みのトレーナーもそうです。英語では「sweatshirt」といい、最近ではスウェットという呼び名も浸透してきました。スポーツで試合の前後に着て汗冷えなどを防ぐものであるため、sweat(汗)という言葉がついています。

 

■ブラウス

ブラウス(blouse)の語源は、中世ヨーロッパで着用されたブリオー(Bliaud)だといわれています。また別の説によれば、農作業用のシャツであるブルーズ(blouse)から来ているともいわれ、今でも作業着はこう呼ばれています。また、ボトムスの中に入れて着ることをブラウジングということから、ブラウスと呼ばれるようになったという話もあります。柔らかい素材でふんわりしたシルエットのシャツで、もともとは男女の区別なく着ていたものですが、現代ではブラウスは女性用のシャツであるのが普通です。上流階級の女性の間では、レースやフリルのついた優雅なものが多く作られました。ちなみに、「シャツ」は下着、「ブラウス」は上着として作られたものです。

 

 

(まとめ)

すっかり聞き慣れた呼び名にも、調べてみると面白い話があるものです。アパレルの仕事につくなら、こんな知識もさりげなく持っているといいですね。

今年の流行は?プールに海に大活躍の水着の話

 

 

いよいよ夏到来。プールや海を楽しめる季節がやってきました。毎年話題になるのが、女性の水着です。水着も、服に負けないくらい多くの種類があって、どれにしようか迷ってしまいますね。ここで、水着の種類をおさらいして、夏の接客に備えましょう。

 

■ビキニ

ビキニは、トップの形によって、かなり多くのバリエーションがあります。もっとも一般的なものは、トライアングルビキニという胸の部分が三角形になっているものです。胸の部分が小さいのは、ブラジリアンビキニで、リオのカーニバルでダンサーが身につけているようなタイプのものをいいます。ボトムがショートパンツになっているものは、ボーイレッグビキニといいます。

 

■タンキニ

ビキニと違い、トップがキャミソールタイプになっているものをいいます。上下に分かれている点ではビキニと同じですが、お腹の半分くらいまで水着があります。

 

■オフショルダー

ビキニの一種ですが、トップに肩ひもがなく、フリル状のスカートのような水着になっているものをいいます。

 

■バンドゥ

胸の部分がチューブトップになっているビキニのことをいいます。肩ひもがなく、代わりにワイヤーが入っているビキニのことで、胸元が美しく見えると人気があります。着脱できる肩ひもがついているものもあります。

 

■ビスチェ

フランス語で丈の短い下着のことを指すビスチェ。ブラとコルセットが一体化したような形をしているのが特徴です。最近では下着ではなく、服や水着のパターンとしても使われるようになりました。

 

■タンク・スーツ

上下が分かれていますが、トップはタンクトップ、ボトムはパンツタイプの水着をいいます。ビキニと異なり、お腹の部分が全部隠れていて露出度が低い水着です。スポーツジムなどではこうしたタイプが好まれています。

 

■ラッシュ・ガード

マリンスポーツを行う人が、日焼けやケガをしないように着る水着です。上半身だけのウェットスーツのようなもので、首から肩、お腹までがすっぽり隠れるようになっています。

 

■サロペット

最近人気なのが、水着の上に着て、そのまま海やプールに入れるサロペットです。オーバーオールのような吊りズボンですが、背中の部分が開いているのが特徴です。つなぎの服なので可愛らしさ抜群、水着とのコーディネートも楽しめます。

 

(まとめ)

水着の種類は、ここでは全部紹介しきれないほどたくさんあります。店で水着を手にすることがあったら、ぜひ名前もチェックしてみてください。今まで聞いたことのないような面白い名前の一枚が見つかるはずですよ。

知れば知るほど奥深い!革の世界をご紹介

 

革製品は、身の回りにたくさんあります。でも、革のことについてきちんと知っている人は少ないかもしれません。アパレル店では革小物を扱うことも多くあります。よりよい接客のためにも、ぜひ革について知っておきましょう。

 

■正しくは「革」

皮と革は意味が違うことをご存じでしょうか?「皮」は単に動物の表皮を指しますが、「革」はその皮を加工したもののことをいいます。

 

■なめして革にする

皮を加工して革にするには、なめし加工を行います。なめし革とは、皮から脂肪などを除去して腐らないようにし、バッグや財布などの加工しやすいように柔らかくし、かつ耐久性を与える過程のことをいいます。製品にできるような「革」に「皮」を変えること、それがなめしです。

 

■なめし方法は2種類

なめし方法には、主に「タンニンなめし」と「クロムなめし」があります。違いをごく簡単にいうと、「タンニンなめし」は植物性の材料で、「クロムなめし」は化学薬品でなめす方法です。「タンニンなめし」は昔からの伝統ある方法で、皮という素材の良さを引き出すことに優れています。

 

■革の種類は

革には牛革、馬革、豚革、羊革などがあります。それぞれカウレザー、ホースレザー、ピッグスキン、シープスキンといいます。牛革にはさらに種類があり、生後6ヶ月以内の仔牛の皮である「カーフ」を最高級品として、牛の性別や年齢によっていくつもの革が作られています。

 

■革にも種類がある

皮から素材としての革になると、今度は表面の加工方法によってさらに名前が異なります。なめしが終わった革はヌメ革といいます。この革の表面を毛羽立てたものを「スエード」といいます。似たものに「ヌバック」がありますが、「スエード」は革の内側を毛羽立てたもので、「ヌバック」は革の外側を毛羽立てたものをいいます。「型押し」は、ヌメ革の表面に型押しして模様を付けたものをいいます。「銀付き」とは、銀面と呼ばれる動物の毛が生えている表面を残して加工したものをいい、自然のままの皮の見た目や感触を残しているのが特徴です。

 

■よい革は経年変化が楽しめる

革には素材や加工によってさまざまなランクがあり、品質はピンキリですが、よい革はとても丈夫で長く使うことができ、経年変化を楽しめるのが最大の魅力です。一度よい革製品を買えば、使い込むほどに風合いが増して、柔らかく、使い心地がよくなり手放せなくなります。「よい革は一生もの」といわれる原因はそこにあります。

 

(まとめ)

いかがででしたか?知っていそうで知らないことがたくさんあったのではないかと思います。使い込むほどに味わいが深まるのが革の魅力。革の素晴らしさを、お客様にも伝えてあげてくださいね。

実はこんなにたくさんある!レザーの種類について

 

レザー=革製品ですが、革には実はいろいろな種類があることをご存知でしょうか。革の違いが分かると、革製品の理解がぐっと深まります。どんなレザーがあるのか、それぞれの特徴はどんなものかをご紹介します。

 

■ヌメ革

革にはなめし加工をしますが、このなめしだけを施し、染色も塗装も何もしないレザーをヌメ革といいます。薄いベージュ色で革本来の美しさを楽しむことができますが、手の油で変色したり、雨に当たって変色することがあります。また傷もつきやすいのが難点ですが、お手入れをしながら丁寧に使っていくと、経年変化で独特の味が出てくるのが特徴です。一般的に革製品は日光に当てないほうがよいですが、ヌメ革は最初に日に当てるとよいとされています。

 

■カーフ(牛革)

一般的にファッションアイテムによく使われているのが牛革です。カーフはその中でも生後6カ月までの子牛の革のことをさします。子牛なので革が柔らかく、表面が滑らかできめ細かいのが魅力。中でも、生後3カ月までのベビーカーフは非常に繊細な革で、高級品に使われる素材です。他には、次のようなものがあります。

・キップ…生後半年〜1年以内の牛

・カウ…生後2年以上の牝牛

・ステア…去勢後生後2年以上の牡牛

・ブル…生後3年以上の牡牛

 

■シープスキン(羊革)

生後1年以内の子羊の革はラムスキンといって高級品です。カーフと同じように表面が滑らかで柔らかいのが特徴ですが、あまり強くないのでバッグには使われません。ムートンはラムスキンに毛がついたものをいいます。

 

■オーストリッチ(ダチョウ)

ぶつぶつの毛穴が特徴の革です。丈夫で加工しやすく、高級素材の一つです。

 

■ホースレザー(馬革)

柔らかいので、ジャケットなどの衣類やソファなどに使われています。

 

■ピッグスキン(豚革)

スエードの靴の素材などによく使われています。毛穴がたくさん開いているので通気性がよく蒸れにくいのが特徴です。

 

■スエード加工・ヌバック加工

スエードとヌバックに違いはあまり知らない人が多いかもしれません。スエードもヌバックも革の表面の加工の仕方で、革の質感が異なります。スエードは革の裏面をサンドペーパーでこすって起毛した革です。ヌバックは、銀面と呼ばれる表面をこすって起毛した革をいいます。

 

■オイルレザー・パテントレザー

革の表面の仕上げ方にも種類があります。オイルレザーは、油をたっぷりしみ込ませた革で、耐水性があります。使い込むほどに重厚感が出て来て、味わいのある革になるのが特徴です。パテントレザーは、表面をエナメルコーティングしています。コーティングによって革に耐久性と耐水性を持たせ、ツヤ感と高級感を出すことができます。

 

(まとめ)

他にもまだまだいろいろな革があります。ぜひ一つ一つ手に取って実際の革の美しさを見てみてくださいね。

成長するから難しい!子供服の選び方のポイントとは?

 

 

日々成長する子どもは服も頻繁に買い替えなくてはなりません。友人へのプレゼントに子供服を選びたいけれど、選び方がわからないので教えてほしいと販売員に相談するお客様も少なくありません。そこで、子ども服の選び方についてお教えします。

 

 

■子ども服のサイズ規格

まず、子ども服のサイズ表示を知っておきましょう。子ども服はJIS規格による表示がつけられています。50、60、70、80、90、100…と10刻みの表示が基本ですが、90、95、100だけは5刻みになっています。こうした数字は子どもの身長の目安を表しています。たとえば、80なら身長80cmで、目安月齢は1歳~1歳半、目安体重は11kgです。乳児のサイズの目安は次のようになっています。

 

90…身長90cm、身長13kg、2歳

95…身長95cm、身長14kg、3歳

100…身長100cm、身長16kg、4歳

 

■幼児からは男女でサイズが異なる

4歳児以降の子供服は表示が変わります。男女で分けられ、身長に加えて胸囲(バスト)や胴囲(ウエスト)のサイズ表示がなされます。また、女子のサイズにはヒップ表示(腰囲)がついていることもあります。たとえば、同じサイズで比較すると、次のようになります。

 

120(6歳前後の子ども)身長はともに115〜125

男子…胸囲57〜63、胴囲51〜57

女子…胸囲57〜63、胴囲49〜55(腰囲62〜70)

 

 

■海外のサイズ表記も知っておこう

海外アパレルメーカーの表記は全く異なります。よく見かけるのはアメリカサイズで、5、6、7という数字表記やXS、Sといったアルファベット表記があります。細かな対照はメーカーによっても異なるようですが、およその目安は次のようになります。(大人のXS、S、Mではありません)

 

5=XS=110(日本サイズ、目安年齢5歳前後)

6=S=120(日本サイズ、目安年齢6〜7歳前後)

7=M=130(日本サイズ、目安年齢78〜歳前後)

 

■贈り物のときは少し大きめサイズを

子供服は成長スピードが速いので、すぐ服を買い替えるようになります。ですから、もらって嬉しいのは手持ちの服が着られなくなったときに着られる服、つまり今は大きいけれど、半年〜1年先に着られるような服です。

 

たとえば、新生児の服を見てみると、生まれたときのサイズが50で、1歳でサイズ80になるということは、1年間に約30cmも身長が伸びることになります。服を選ぶ楽しさが出るのは1歳くらいからですから、サイズ80や90を選んで贈ると喜ばれます。

 

(まとめ)

子供服は可愛いものがたくさんあって選ぶのが楽しいものです。サイズ表記について知っておくととても接客の際にとても便利ですから、しっかり頭に入れておきましょう。