アパレル小物の豆知識:スカーフ編
2017年11月01日
いつもの服をワンランクアップさせてくれるスカーフ。
上手に使える人はおしゃれな印象を受けます。
スカーフの豆知識についてまとめました。
巻き物には防寒用とおしゃれ用がある:
首に巻くものとしては、マフラーやストールなどもあります。
これらはまず用途が違います。
マフラーやストールは主に防寒具ですが、スカーフはもっぱらおしゃれ用。
用途の違いは素材にもあらわれており、スカーフは薄手のシルクが多いのに対し、マフラーやストールはウール製が多くなっています。
スカーフ=正方形:
違いという点では、形も異なります。
スカーフやストールは基本的に正方形で、マフラーは長方形です。
エルメスのスカーフは「カレ」といいますが、これはフランス語で正方形という意味になります。
大きさは、90cm×90cmが一般的です。
最初のカレは1937年に作られています。
ちなみに、42cm×42cmのカレもあり、このサイズのスカーフをバッグの持ち手に結ぶのが流行しています。
制服に使われることも:
スカーフは広く薄手の布を指し、制服にも使われています。
一番わかりやすいのは、セーラー服の胸元を彩るスカーフです。
海軍の軍服として今でも使用されている服で、スカーフは水兵が手を拭くためのハンカチのようなものだったといわれています。
日本では女子学生の制服として有名ですが、制服として使い始めたのは1920年といわれています。
スカーフ生産量日本一は横浜市:
スカーフは日本各地で製造されていますが、中でもダントツで多いのが神奈川県横浜市です。
横浜スカーフという商品も作られています。
これには歴史的な背景があり、ペリーの黒船来航後、1859年(安政6年)に横浜が開港されたときから、生糸輸出が盛んになり、その中でスカーフの製造も始まったのだそうです。
今でも手作業で色を染める手捺染を採用しており、120年にわたる伝統工芸品になっています。
ヘアアレンジにも使える:
スカーフは薄手で正方形なので、いろいろな使い方ができるのが魅力です。
たとえば、髪にバンダナのように巻くこともできます。
スカーフを細長く折って髪にターバン風に巻いたり、トップでリボン結びをしたり、うなじのところでゆるく結んで端を長く垂らしたり。
クルクルときつめに巻いてから髪にカチューシャのように巻き付けるのも素敵です。
工夫次第でいろいろなスタイルが楽しめます。
(まとめ)
おしゃれな人ならぜひ使いこなしたいスカーフ。
美しい色柄を見ているだけでもおしゃれ心がときめきます。
ぜひ、上手に使っていきたいですね。
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