アパレル販売員の業務ひとつ “売上と在庫管理の計算式” を徹底解説
2016年08月10日
アパレル販売員は接客対応のほかにも毎日さまざまな業務をこなしていきますが、そのなかでも売上と在庫の管理はとても重要な業務のひとつといえるでしょう。
そこで今回は、日々、週間、月間の実績を算出するために必要な5つの項目とその計算方法を詳しく解説します。
1. 予算比
予算比とは、月間で売るべき目標金額に対する達成率(進捗率)のことを指します。
例えば、8月の月間予算が600万円で8月15日までの売上累計が252万円の場合、
252万÷600万 % ⇒ 42なので、その日までの予算比は、42%となります。
2. 客単価
客単価とは1客の平均買上げ額のことで、この計算式から算出された数字をもとに今後の計画や対策を立てることができます。
8月15日までの買上げ客数が210客、売上累計が252万円では、
252万÷210=12.000となるので、1客の平均買上げ額は12.000円と算出されます。
3. セット率
セット率とは一人のお客様が購入した商品の点数(枚数)のことで、こちらも対策や売上の検証などで必要となる計算式です。
8月15日までの買上げ客数が210客、売上点数が266点のケースでは、
266÷210=1.26なので、一客の平均買上げ点数は1.26点となります。
4. リピーター率
リピーター率とは、同じお客様が同じショップで1回以上買い物をした割合のことで、2回目の購入からリピーターとなります。
8月15日までの売上累計が252万円に対し、リピーター客の売上累計が44万円であれば、
44万÷252万 % ⇒ 17.4なので、その日までのリピーター率は17.4%です。
リピーター率の計算は、ポスレジ入力と同時に算出される管理システムを導入しているメーカーでは不要ですが、帳票上で管理をしているところでは必須の計算式になります。
5. 在庫計算
日々の売上につながる在庫の管理も売上管理にならんで必要となるものなので、把握しておきたい計算式です。
在庫管理では、前日までの在庫から当日の納品と返品、売上を差し引きしたものが当日の在庫実績となります。
前日の在庫+納品額-返品額-売上=当日の在庫実績 という計算式が基本的な計算方法です。
これらの計算式は、どの仕事先でも必要となります。
紹介先のお店の実績だけではなく、自分の売上額や進捗状況なども把握できるように取り組んでくださいね。
カテゴリ: マネキンお役立ち情報