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正しく知っていますか?お辞儀の角度と使い分けについて

販売員として、毎日の接客の中で大事になるのが、お辞儀です。

美しいお辞儀ができれば、それだけで印象がぐんとよくなります。お辞儀についてしっかり学んでおきましょう。

 

 

お辞儀には3つの角度がある:

お辞儀には、15度、30度、45度という3つの角度があります。

■ 15度は会釈

■ 30度は敬礼

■ 45度は最敬礼

といわれています。

 

お辞儀の角度は、まっすぐ立った姿勢から前傾姿勢を取ったときに、壁と背中との間にできる角度のことを指します。

体の前で作る角度のことではないので注意してください。

 

 

お辞儀はどんなときに使う?:

あいさつや軽いお礼をする際に使うお辞儀が「会釈(15度)」となります。

相手を敬う気持ちを表す丁寧なお辞儀は「敬礼(30度)」となります。

お客様をお迎えするときやお見送りをすると際は、敬礼が必要です。

 

お詫びをする際のお辞儀は「最敬礼(45度)」となります。

謝罪の場合は、70度の角度のお辞儀が必要になることもあります。

 

 

お辞儀の仕方:

会釈の15度のお辞儀は、少し前に体を傾ける程度のお辞儀のことをいいます。

敬礼の30度のお辞儀は、腰から体を前傾させる必要があります。

最敬礼の45度のお辞儀は、日常生活でほとんど行わないお辞儀なので、意識して体を折らないとできません。

 

 

よいお辞儀は背筋がポイント:

角度だけを意識しても、なかなかきれいなお辞儀はできないものです。

見ていて美しいお辞儀になるかどうかは、背筋がピンと伸びているかどうかにかかっています。

15度、30度、45度いずれのお辞儀も、背中から頭までが一直線にまっすぐ伸びていることが大切です。

 

 

きれいなお辞儀は目線がポイント:

背中から頭までまっすぐ伸びたきれいなお辞儀をするには、目線がポイントになります。

お辞儀をする際、目線が足元に落ちてしまうと頭だけが下に落ちたお辞儀になってしまいます。

そこで、お辞儀をする際は少し先に目線を向けるとうまくいきます。

 

会釈のお辞儀をする際は、腰を折りながら3mほど前方を見ると、自然と15度のお辞儀ができます。

敬礼のお辞儀をする際は、2mほど前方を見ると30度のお辞儀ができます。

最敬礼のお辞儀をするときは、1mほど前方を見ながら腰をゆっくり曲げましょう。

美しい45度のお辞儀ができているはずです。

 

 

動作はゆっくりと:

きれいなお辞儀をするために、もう一つ重要なのが、お辞儀のスピードです。

30度以上のお辞儀は、ゆっくり行わないと姿勢が崩れやすくなりますし、相手への敬意も示せません。

敬礼以上のお辞儀をするときは、前傾するときも、体をおこすときも、ゆっくり行うように心がけてください。

 

 

(まとめ)

美しいお辞儀は、よい販売員にとって欠かせないスキルです。

場面場面にふさわしいお辞儀ができると、知的で品格のある接客ができます。

鏡を見ながら何度も練習して、素晴らしいお辞儀ができる販売員を目指してください。

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