販売員が知っておきたいマナー:ギフトの金額相場とマナーについて
2018年01月17日
来店されるお客様の中にはギフト選びで訪れる方もいますので、販売員としてはそのようなお客様の悩みにも答えられなければなりません。
そこで、少しレアなケースでの金額相場やマナーについてまとめてみました。
■入学祝い
お祝いは基本的におつきあいや身分関係が濃ければ濃いほど高くなり、年齢が上であればあるほど一般的には高くなります。
入学祝いの場合、小学校入学なら、親戚なら10,000円〜20,000万円程度、友人なら5,000円〜10,000円程度が相場です。
中学・高校の場合は、これよりもさらに5,000円程度アップします。
ランドセルなどを贈るほかには、品物ではなく現金を贈ることが多いようです。
■昇進祝い
知り合いや取引先の人が社長や役員に就任した、肩書きが上がった場合には、職場全体でお祝いを贈る場合と個人的にお祝いを贈る場合があります。
職場で贈る場合のほうが金額的には高く、社長就任の場合で5万円程度、役員就任の場合で3万円程度、昇進の場合で1万円程度が相場とされています。
個人的に贈る場合はもっと低めの金額で構いません。
おつきあいの度合いによっても異なります。
■銀婚式・金婚式
結婚25年、50年の節目を祝う銀婚式・金婚式。滅多にないお祝いなので、どんな祝い方をしたらよいのか迷う場合も少なくありません。
他のお祝い事とは違い、祝い方や金額に細かなルールがあるわけではありません。
家族で話し合ってパーティーを開いたり、旅行をプレゼントしたり、夫婦の名前入りの夫婦食器や結婚した年のワインを贈るケースも多いようです。
相場としては、子どもや孫などが数名で贈る場合は30,000円程度から、銀婚式や金婚式に招待された場合のお祝いとしては5,000円~10,000円程度のお祝いを用意するとよいでしょう。
■手みやげ
ちょっとお宅にお伺いするのに手みやげをという場合も多いですが、どの程度の物を持っていけばいいのか、意外と悩むものです。
一般に「菓子折り」を持っていくといいますが、菓子折りとは「折り箱入り菓子」のことを指します。
もともとは木箱に入ったお菓子のことをいいましたが、今は紙箱入りのものが一般的です。
金額的には3,000円前後くらいで大丈夫ですが、相手との関係や訪問の目的に合わせてもう少し高い物を選ぶ場合もあります。
菓子折りはいわば高級なお菓子で礼儀正しい手みやげなので、目上の方のお宅にお邪魔する場合全般に使えます。
渡すときは必ず紙袋から出し、正面を相手に向けて渡します。
のしをつけた場合は、表書きが相手から見て上に見えるように渡します。
(まとめ)
いざ聞かれると意外と迷うのが、どのくらいの値段のものを贈ればよいのかということです。
もしお客様に聞かれたら、ここでご紹介したことを思い出してスマートに教えて上げて下さいね。