職場のコーチングって本当に必要?うんざりした私のコーチング体験
2025年09月25日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
先日『「キモイです!」Z世代の部下が呆れた にわか仕込みのコーチングを繰り返す50代課長の悲惨な末路』という記事を読み、「私も似たような経験をしたことがある!」と強く共感しました。
参考記事→ 「キモイです!」Z世代の部下が呆れた にわか仕込みのコーチングを繰り返す50代課長の悲惨な末路
コーチングとは、質問を通して相手に気づきを促すコミュニケーションの方法です。
最近は多くの職場で取り入れられるようになり、マネージャー研修の一環として教える会社も増えています。
しかし、2時間の研修でちょっとかじっただけの「にわかコーチング」をされても、本当に迷惑なだけです。
私も職場で知らずにコーチングを受けたことがあります。その時は正直、うんざりしました。
【実体験】私が受けた「うんざりコーチング」の全貌
私の会社では「メンター・メンティー制度」を導入予定で、私はそのトライアルに無理やり参加させられました。
この制度とは、メンター(指導・助言役の先輩社員)がメンティー(支援を受ける後輩社員)の業務スキル向上だけでなく、精神的なサポートやキャリア形成を支援するものです。
その時、私はすでに入社13年目でした。
会議招集もできるし、他部署と連携して課題を解決することもできます。つまり、自分の仕事に必要なことは自分で解決できる自立した状態でした。
ところが、営業トップが私のメンターとなり、合計4回の面談がスタートしました。
地獄の4回面談の記録
■ 1回目:ただの雑談
■ 2回目:私が話さないと進まないので尊敬する先輩の話をする
■ 3回目:メンターが「俺は誰にも尊敬されていない」と愚痴りだす
■ 4回目:突然、なぞの質問を繰り返される
2回目に「仕事の仕方が尊敬できる人」の話を何気にしたのですが、3回目の時に「俺は誰からも尊敬されてない。俺なんて誰にも好かれていない。」と愚痴りだし、フォローするのが大変でめちゃくちゃ疲れました。
そして、4回目には「今のあなたの仕事での悩みは何?」と質問されたので、「私は自分の悩みは自分で解決できるので問題ありません。それよりも会社全体の問題のほうが重要だと思います。」と、会社全体の問題の話をしたのですが、そこから地獄の時間が始まりました。
「会社全体の問題点」を話すと、「その中であなたができることは?」と何度も繰り返され、話は平行線。
途中で「これって研修で習ったコーチングを私にやっているのか!」と気づきましたが、時すでに遅し。最後は気まずい雰囲気で終わりました。
私以外のメンティーも全員が「メンターは必要ないです」とアンケートに書き、この制度は1回で終了となりました。
コーチングが逆効果になった理由
本来のコーチングは「相手の考えを引き出す」ことが目的です。
ですが、相手の状況や経験を無視して行うと、ただの時間の浪費か、相手にストレスを与えるだけになってしまいます。
私のケースでは、以下の状態が重なり、まさに逆効果でした。
■ すでに自立している相手に、初歩的な「気づき」を促そうとする
■ 相手の話を引き出すのではなく、同じ質問を繰り返すだけ
■ メンター自身の満足(「コーチングしてやった」という自己満足)が透けて見える
結果、ストレスや疲労、不満だけが残ったのです。
販売員さんの教育でも「ティーチング(教える)」と「コーチング(引き出す)」の両方が必要です。
逆効果なコーチング
しかし、以下のようなコーチングは逆効果になります。
新人に丸投げコーチング
知識も経験もない新人に「どうしたら売れると思う?」と聞いても、答えに詰まって自信を失う。
ベテランに形だけのコーチング
すでに自分で解決できるスタッフに対して「もっと工夫できることは?」と繰り返すのは、ただの押しつけ。
上司の自己満足でのコーチング
「自分はコーチングしてやっている」という自己満足が透けて見えると、信頼関係は一気に崩れる。
経験年数や状況に応じた指導法の使い分け
特に社員やスタッフの指導では、相手の経験年数や状況に応じた指導法の使い分けが欠かせません。
新人スタッフにはティーチング(教える)が基本
挨拶、声かけ、商品知識などは、まず「やり方」を具体的に教えるほうが早い。
中堅スタッフにはコーチング(引き出す)を部分的に
経験を積んだスタッフさんには「なぜその接客をしたのか」「お客様の反応から何を学んだか」と問いかけ、考えを深めてもらう。
ベテランスタッフにはディスカッション(意見交換)
すでに自立しているスタッフさんには「どう改善するか」を意見交換するほうが有効です。
会社が上司に無理やりコーチングをさせている場合もありますが、コーチングには技術が必要です。
「にわかコーチング」で部下を育てようとしても、逆に部下から反発されるだけなので、使い方には注意してください。
人を育てるのは難しいことです。私の経験を通して、コーチングは「相手の状況や経験に合わせて行うこと」がいかに大切かを実感しました。
上司も部下も、互いに理解し合いながら成長していくことが理想です。
大阪マネキン紹介所では、初心者もベテランも、自分の経験やスキルに合った職場で学びながら働ける環境をご紹介しています。
ぜひあなたに合った職場で、新しい一歩を踏み出してください。
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