お客様によく聞かれるフォーマルウェアの豆知識1
2017年04月07日
販売員がお客様に聞かれることが多いことの一つに、フォーマルな装いについても疑問があります。「○○にはどんな服を着ていったらいいの?」「○○を身につけてもいいのかしら?」そんな疑問を投げかけられたときに、すぐに答えられるようにしておきましょう。
■喪服には3種類ある
喪服には実は3つのタイプがあり、本来はそれぞれ着分けるものです。
・本喪服…喪主や親族が着る。特に一周忌までの葬儀・法要で着る
・準喪服…三回忌以降に親族が着る、一周忌までの葬儀・法要で参列者が着る
・略喪服…三回忌以降に参列者が着る
本喪服は、もっとも上のフォーマルウェアで、肌の露出を最大限に抑えた装いです。ワンピースやアンサンブルで袖は長袖(夏でも長め)、スカート丈はひざが隠れる丈かそれ以上の長さにします。
準喪服は、本喪服に準じますが少しだけラフになります。袖や丈がやや短くても可、フリル、リボン、レース使いも少しなら可です。略喪服は、さらにラフな要素も可で、パンツスタイルもOK。色も紺やグレーでもよいですが、あくまで喪服なので露出が高いノースリーブなどはNGです。
■結婚式のドレスコードも3種類
結婚式やパーティの服装も、正礼装・準礼装・略礼装の3種類です。
・正礼装…昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレス。
・準礼装…セミアフタヌーンドレスとセミイブニングもしくはカクテルドレス。
・略礼装…平服でよい。ただし、場にふさわしい装いであることは必要。
■フォーマルの基本
フォーマルな席では、常に主催者とその関係者が一番格が高い服を着ます。参列者は主催者に準じるよう、主役を引き立てるような服を着るのが基本です。色は、白や黒の1色使いが最も格式が高くなります。そして、無地のほうが柄物よりも格式が高い服になります。素材は、昼間のフォーマルな席では光沢を抑えた服を、逆に夜のフォーマルな席では光沢のある服を着るようにします。
■結婚式に白を着ていってもOK
結婚式には白はNGと聞いたことがあるかもしれませんが、白を着ても一向にかまいません。参列者の装いで大事なのは、主役である花嫁を引き立てること。ダメなのは「まるで花嫁のような」白いファッションというのが正解です。ウェディングドレスのような出で立ちでなければ、華やかな白い服をしても問題ありません。
(まとめ)
いわゆるドレスコードの基本をまとめてみました。まずは基本ルールを知っておけば安心です。お客様にフォーマルウェアについて相談されたら、「いつ・どこへ・どんな立場で参加するのか」をまず聞くようにしてください。
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カテゴリ:ファッション用語,マネキンお役立ち情報