アパレルの販売員なら知っておこう!服に使われる素材について
2017年01月18日
アパレルの販売員であれば、服の素材についてお客様よりも詳しくなければいけません。素材ごとに柔らかさや肌触り、質感などが異なります。どんな素材があって、どんな特徴があるのか知っておきましょう。
■コットン(綿)
素材には天然繊維と化学繊維(化繊)があります。綿は、代表的な天然繊維です。丈夫で長持ちし、汗をよく吸います。水洗いに弱いため縮み、乾燥するとシワに鳴りやすいのがデメリットです。Tシャツやワイシャツなどに使われ、さらっとした着心地があります。
■ウール(毛)
動物の毛を使用しているものは全てウールと表示されます。羊毛が最も多いですが、ほかにもカシミヤやアンゴラ、アルパカなどもあります。ニットなどに使われる素材で温かく冬に活躍します。中でも、カシミヤは最高級品で軽くて着心地がとてもよい素材です。ウールの中でも高品質のものはメリノウールと呼ばれています。デメリットは、縮むことと虫食いの被害に合うことがある点です。
■シルク
繭から取れる天然繊維で、アジア圏では伝統的に使われてきた素材です。独特の光沢があり、しなやかで柔らかく保温性もあります。デメリットは日光で偏食しやすいことと自宅では選択が難しい点です。最近では特殊加工で洗濯ができるウォッシャブルシルクもあります。
■麻
ざらっとした質感がある麻には「シャリ感」と呼ばれる独特の風合いがあります。使うほど、洗濯をするほどに繊維が柔らかくなって、しっとりとした風合いに変わっていくのが魅力です。吸湿性がありさらっとしているので夏物に多く使われています。デメリットは水洗いすると縮み、シワができやすいことです。
■化学繊維(レーヨン、キュプラなど)
化繊は人工的な繊維です。パルプを原料として作られるレーヨン、綿を原料として作られるキュプラがあります。自然素材を原料にして作られているので、自然素材の質感や吸湿性、さらっとした着心地が特徴です。スーツなどの裏地によく使われています。
■化学繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリルなど)
石油を原料として作られます。軽くて丈夫ですが自然繊維を原料としていないので吸湿性が悪く静電気も起こりやすい素材です。シワができにくく安価に生産することができるので、ブラウスやシャツ、スカートなど幅広い衣料で使われています。
(まとめ)
服を買うお客様は、デザインだけでなく着心地や肌触りなども求めています。素材についてきちんとご説明できれば、お客様の安心感が違います。素材からご提案できる販売員を目指しましょう。
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カテゴリ:ファッション用語,マネキンお役立ち情報