春夏に多く出回る白シャツ。いつまでも白さを保つには?
2017年06月09日
春先から店先にぐんと増えてくるのが、白いシャツです。
颯爽と着こなす姿はかっこいいですが、白いぶん、汚れがつきやすいのが難点です。
「白は汚れが気になって…」とお客様から言われて慌てないよう、お手入れ方法を知っておきましょう。
色柄ものとは分けて洗う:
白いものは、色移りしやすいのが問題です。
基本的なことですが洗濯するときは色柄ものとは分けて、白いものだけで洗うようにしましょう。
分けずに洗っていると、少しずつでも色合いがくすんできてしまいます。
白いものだけならば、お湯を使って洗っても、色落ちの心配がありません。
かえって、汚れ落ちがよくなるので白く洗いあげることができます。
毎回洗濯して黄ばみ防止:
白いものだけ洗うようにしても、だんだんくすんでくることがあります。
これが黄ばみで、汗と皮脂汚れが酸化したものです。
防止するためにまず大事なことは、「一回着たら必ず洗う」こと。
見た目に汚れがないともう一回着てから選択すればいいや、と思いがちですが、実は布地は見えない汗や皮脂を吸い込んでおり、時間が経つと黄ばんできます。
黄ばみを放置するとだんだん濃くなってきて、自宅のケアでは落とせなくなります。
ぬるま湯で洗う:
皮脂汚れを落とすには、水よりもぬるま湯が効果的です。
クリーニング店では一般に50~60℃のお湯でワイシャツなどを洗っているそうです。
一般家庭では、40℃くらいでもよく落ちます。
ただし、高温のお湯で洗うのは、逆に洗浄効果が落ちますし、布地を傷めることにもなるので止めましょう。
酸素系漂白剤を活用する:
白さをずっと保つためには、普段の洗濯に漂白剤をプラスすることをおすすめします。
洗剤だけでは落としにくい汚れも、すっきり白く洗い上げてくれます。
市販されている色柄物用漂白剤は、酸素系漂白剤です。
さらに、黄ばみが出やすい衿そでは、部分洗い洗剤で予洗いしてから洗濯すると、より効果的です。
しまう前は特に念入りに洗濯:
衣替えなどで、長期間タンスにしまう前は、いつもよりも丁寧に洗濯するようにしましょう。
タンスの中に収納していても皮脂の酸化は進みますし、着ないぶん洗濯する機会がないので、黄ばみが出やすくなります。
衣替えのときだけは、クリーニングに出すのもよい方法です。
(まとめ)
「白いものは汚れやすくて…」と購入をためらうお客様がいらしたら、ぜひお手入れ方法をおしえてあげましょう。
コツを押さえれば、いつまでも爽やかな白アイテムを楽しめます。
丁寧にお手入れすることも、きっと楽しくなるはずです。
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