お客様によく聞かれるフォーマルウェアの豆知識2
2017年04月12日
なかなか難しいフォーマルウェア。いろいろな決まりがありますから、もう少し詳しく勉強しておきましょう。
■正礼装・準礼装・略礼装の着分け
3つのフォーマルウェアは、シーンごとにおよそ次のように着分けることができます。
・正礼装…結婚式や披露宴(主催者)、式典、入学式、卒業式など
・準礼装…結婚式や披露宴(招待客)、祝賀会、パーティーなど
・略礼装…「平服で」とある二次会やレストランパーティー、音楽会など
■昼の礼装と夜の礼装の着分け
昼と夜を分けるのは、17:00〜18:00前後。この時間より早いなら昼用の礼装、遅いなら夜用の礼装にします。
■靴のマナー:男性編
男性の場合は、黒い革靴で、つま先部分に横一文字の切り替えがついた靴(ストレートチップ)がフォーマル靴になります。紐靴で、紐通しの部分が内側についている「内羽根式」が正装の靴です。葬儀では光沢がないものを履かなければならないので、エナメル素材ではなく革靴で黒のストレートチップを一足揃えるとよいでしょう。
■靴のマナー:女性編
いろいろなタイプがある女性の靴。まず、フォーマルな場ではNGの靴を知っておきましょう。以下のような靴は、フォーマルには使えません。
× サンダル、ブーツ、オープントゥ、ヒールなし
6cm程度のヒールがあるパンプスが女性のフォーマル靴になります。素材は、エナメルが一般的。ツヤがあって華やかな席にピッタリです。ヒールが高い靴を履き慣れていない場合や妊婦さんは、3cm程度の低いヒールでもよいですが、ビジューやリボンをつけるなど、華やかさを出す工夫をするとよいでしょう。
■バッグのマナー
喪服に合わせるバッグは、黒でつやがないものを選びます。かつては殺生をイメージさせるとしてNGだった革のバッグですが、最近ではあまり気にされなくなってきているようです。クロコダイルなど明らかに動物をイメージさせるものでなければあまり問題ないといえます。
結婚式のバッグはドレスに合わせた華やかなものを選びます。ビジューやスパンコール、パールなどがついていて、ベージュやゴールドなど明るい色合いのバッグがおすすめです。サイズは小ぶりなものがフォーマルです。革ではなく、サテン地などを選ぶようにします。
NGなバッグは次のようなものです。
・ブランドのロゴが目立つバッグ
・トートバッグやボストンバッグのような大きなバッグ
・布製、ビニール製
・アニマルプリント
・キャラクターバッグ
・ファー製品
■パンツドレスも人気
女性のフォーマルといえばワンピーススタイルが定番でしたが、最近は芸能人の着こなしの影響もあって、パンススタイルも人気です。パンツですがエレガントで、パンプスや大きめのアクセサリーにもぴったり合うのがポイント。フォーマルにふさわしい格を備えたパンツスタイルです。
(まとめ)
フォーマルには昔からのルールもありますが、その時代の流行などもあります。「その場にふさわしい装い」ということを意識しつつも、モードも上手に取り入れていきたいものですね。