現役販売員オマネキのブログ

男性はプライドが高い生き物だから女性に無料で感情労働を強いている

大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。

 

「男性はプライドが高いから、女性にチヤホヤしてもらわないと機嫌が悪くなるんですよ。」と、ある30代の男性から言われたことがあります。

 

私は販売員として復帰するまでは、ほぼ男性としか仕事をしたことがありませんでした。

 

そのため、男性を仕事で動かすには

「さすがですね!」

「すごいですね!」

「知らなかったです!」

などの言葉を無意識に駆使しながら、タダをこねる男性のプライドを傷つけないように仕事をしていました。

 

男性はプライドが高い = 女性が男性をチヤホヤする必要がある

の構造が私にはまったく理解できませんが、男性はそれが普通だと思っている節があります。

 

男性を褒めて持ち上げることを「感情労働」とも言います。

 

男性のプライドを少しでも傷つけようものなら、突然機嫌が悪くなるため、女性は知らず知らずのうちに幼少期から男性のプライドを傷つけないように「感情労働」を強いられています。

 

販売職は感情労働です。

そのため、女性の販売員が多いのです。

 

女性は幼い時から無意識で男性に感情労働をやっているため、感情労働が上手くなって当然です。

 

女性の男性に対する感情労働ですが、今の小学生向けの雑誌でも指南されていると、一時Twitterで話題になりました。

 

その内容を一部抜粋すると、

【さ】さすが!

例:「勉強してないけどテストできたわ」「さすが○○くんだね!」

 

【し】知らなかった!

例:「この小学校、オバケ出るんだって」「知らなかったー!」

 

【す】すごい!

例:「オレ、3センチも身長のびてた」「すごーい!」

 

【せ】センスいい!

例:「○○くんの読んでるマンガってセンスいいね」

 

【そ】そうなんだ!

例:「うんうん、そうなんだ! すごいね。」

 

女性なら誰もが一度は男性に向けて使ったことがある「さしすせそ」だと思います。

 

それを小学生の時から男性に向けて女性が使うことを指南していることにビックリします。

 

女性がなぜ男性に「さしすせそ」を使っているのかというと、「こういえば男性が扱いやすくなる」「こう言わないと男性の機嫌が悪くなるから」と、ほとんどの場合、負の要素を回避するために使っています。

 

もっと詳しく知りたい人は、以下の記事も読んでみてください。

参考記事→ 女子小学生にまで求められる“モテ技”。男はなぜ「さしすせそ」で気持ちよくなってしまうのか(清田隆之)

参考記事→ 誰が「さしすせそ」を使うのか。「男の機嫌をとる」サービス終了のお知らせ

 

女性は心から男性をリスペクトして「さしすせそ」を使っているのではなく、面倒臭いことにならないように使っているだけなのです。

 

女性同士でもマウントしてくる女性には「すごいですね〜。」と言って、さりげなく話をスルーすることは良くあると思います。

 

以前に私が書いた「人の話を聞く習慣がないから友達ができないのが中高年男性」の記事は、まさに男性が女性販売員に無料で感情労働を求めていることを書いたものです。

 

先日、私の叔母から恐ろしい話を聞きました。

 

叔母の友人の旦那さんは定年退職してから、することがないため、毎日百貨店に出向いて暇を潰しているそうです。

 

お金を持たずに百貨店に行って、女性販売員さんと話をすることを日課にしています。

 

そのために定期券まで購入しているとのことでした。

恐怖ですね。。

 

中高年男性が女性に無料で感情労働を強いるのは、なんとなくわかるのですが、今の若い男性までも女性に無料で感情労働を求めていることにビックリします。

 

今まで無料で感情労働を男性に奉仕していたなら、「感情労働をお金にしよう」と、女性には考え方を変えて欲しいです。

 

感情労働はお金になるのです。

無料で男性に奉仕している場合ではありません。

 

販売職はまさに感情労働です。肉体労働じゃありませんよ。

関連記事→ マネキンや販売員は肉体労働ではなく感情労働

 

男性を動かすことが上手い人は販売職やサービス業にとても向いています。

そう、私のように。。。

 

女性は「私って特技が何もないんです。」と、良く言いますが、感情労働はほとんどの女性が得意です。

 

あなたの特技を活かして、ぜひ販売員として働いてみてください。

あなたの能力が発揮できるかもしれません!

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