人の話を聞く習慣がないから友達ができないのが中高年男性
2022年08月11日
大阪マネキン紹介所の現役販売員オマネキ(仮名)です。
「中高年男性の友達いない問題」が最近注目されています。
参考記事→ 「友達は妻だけオジサン」中高年男の超残念な現実
販売員をしていると、時々見かけるのが販売員さんを捕まえて1時間以上話しこむ中高年男性の姿です。
先日も私が勤務しているお店の向かいのお店の販売員さんが中高年男性に捕獲されていました。
「捕まってるな〜。」と思っていましたが、気が付けば1時間以上も店の前で販売員さんに向かって自分の知識を大声で披露していました。
販売員さんと目が合うと「助けて〜(泣)」と、私にアイコンタクトを送っていましたが、助けられないのでスルーさせていただきました。。
私のお店の他のスタッフさん曰く「あの男性、他の店を1件ずつ回って女性販売員を捕まえては話を聞かせている」とのこと。
この男性だけではなく、結構こういう中高年男性はいるんです。
女性の販売員さんに自分の自慢話を延々と話し込むオヤジが。
男性と女性の違いにもなるのですが、中高年女性も販売員さんに自分の話をする人もいますが、
■お客様でなければ30分以内で終わることが多い
■孫自慢や他店への不満話が多い
です。
お店の顧客様の女性なら1時間ほど話をして帰られる方もいますが、それも接客の内です。
その時は購入に繋がらなくても、次回は購入に繋がるため話を聞きます。
ですが、中高年男性は違います。
商品は買わずに店内をウロウロし販売員さんを狙い、百貨店や商業施設を彷徨っています。
ただただ自分の話を誰かに聞いてほしいだけなのです。
特に中高年男性は人の話を聞く習慣がありません。
話を聞いてもらうことしかしてこなかった年齢です。
そのため、もちろん友達がいません。
すでに定年を迎えた男性なら尚更です。
家でいても誰も話を聞いてくれません。
そういう男性はわかっているのです。
百貨店や商業施設で勤務している女性販売員さんは自分の話を黙って聞いてくれることを。
販売員はそういうものだと理解した上で話にくるため、とても厄介です。
もちろん私も捕獲されたことがあります。
そいう時は、
「さすがですね!」
「知らなかったです!」
「すごいですね!」
「センスがいいですね!」
「そうなんですね!」
と、男性を褒める際の必殺技である「さしすせそ」を使って攻撃をかわしています。
販売員なら誰しも知らず知らずに「さしすせそ」を使っているはずです。
男性に使う「さしすせそ」については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事→ 男性はプライドが高い生き物だから女性に無料で感情労働を強いている
私が観察した中で、男性に捕まっている販売員さんの拘束最長時間はなんと2時間です。
もちろんこの男性はお客様ではありません。
お客様ではありませんが、販売員として来店された人の話を聞かない訳にもいきません。
地獄です。
これはさすがに私も心配になり、警備員さんを呼ぼうと思いましたが、そのお店の店長さんが声を掛けに行っていました。
ですが、店長さんの声掛けを遮って喋り続けるのがオヤジです。
その後も話し続け、結局は2時間を超えていました。
狙われたら最後、定期的に話に来る中高年男性もいます。
中高年男性の友達いない問題は、女性販売員にかなりの負担を与えているんじゃないかと私は考えています。
肉体的負担と精神的負担のダブルパンチです。
中高年男性に友達がいれば、わざわざ百貨店や商業施設を回って女性販売員さんを捕獲する必要もなくなります。
販売員さんも仕事に専念できます。
そのため、百貨店や商業施設の中に「中高年男性預かり所」を作ってくれないかなと本気で思います。
そこでオヤジ同士で仲良くなってくれれば万々歳ですが、男性は女性に話を聞いて欲しいんですよね。。
この話、百貨店勤務の女性販売員さんなら誰しも経験があるかもしれません。
百貨店は中高年男性のお客様も多いですが、施設によっては女性しかお客様が来ない施設もあります。
雑貨屋さんは中高年男性に狙われやすいですが、女性向けのアパレルならそんなことは少ないです。
中高年男性が苦手なら今回のお話を参考にして、ぜひあなたに合った求人を探してみてください。
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