いま大流行の素材!オーガンジーについて知っておこう

 

 

 

ここ数年、女性のアパレル商品で大人気なのが、オーガンジーです。でも、オーガンジーとはどんな素材なのか、あまりよく知らないという販売員もいるのではないでしょうか。そこで、いま注目のオーガンジーについてご紹介したいと思います。

 

■オーガンジーとは?

オーガンジー(organdie)は、薄地の布のことをいいます。基本的には綿ですが、ポリエステルやレーヨン、シルクなどもあります。軽くて薄くて透け感がある綿のことを総称していいます。手触りはかためで、薄いのにしっかりしています。リボンの素材としても多く使われており、透けるほど薄いにもかかわらず硬さがあるので、しっかりとしたリボンのループを作ることができます。

 

■オーガンジーレースも人気

オーガンジーはリボンだけでなく、レース生地としてもよく使われています。オーガンジーレースは、薄くて軽いオーガンジーの生地の上や端などに、さらに繊細な刺繍をほどこしたもので、生地と刺繍両方の魅力を楽しめるレースです。

 

■シフォンとの違い

シフォン素材も、オーガンジーのように軽くて透け感がある素材ですが、オーガンジーはハリがある素材なのに対し、シフォンはあくまでフワフワとした柔らかさが特徴です。スカートでは、ひだのふくらみを強調したり、ボリュームを出したいときにはオーガンジーがよく、ふんわりとした質感を大事にしたい場合にはシフォンを使います。

 

■チュールとの違い

チュールとは、新婦のヴェールやバレエのパニエに使われている生地です。オーガンジーとよく似ていますが、織り方が異なっています。オーガンジーは平織りで、チュールは六角形などのメッシュ(網)織りです。そのため、チュールのほうが触ったときにざらついた感じがあります。ドレスやスカートによく使われている素材の一つです。

 

■サテンとの違い

サテンは、生地ではなく織り方の名前です。日本語では朱子(しゅす)織といいます。織物は縦糸と横糸で織っていきますが、サテンは縦糸が生地表面に多く出るようにする織り方なので、仕上がりに美しい光沢が出るのが特徴です。肌触りが滑らかで柔らかく、とても上品な素材といえるでしょう。ただし、オーガンジーのような平織りよりも摩耗に弱いというデメリットがあります。

 

(まとめ)

オーガンジーは最近よく見かける素材ですが、いざどんなものか聞かれると意外に分かっていない素材でもあります。販売員としては、こうした知識もしっかり持っておき、お客様に聞かれたらすぐ答えられるようにしておきたいものですね。

夏に大活躍!ぜひおさらいしておきたいノースリーブ

 

 

 

夏に出番が多くなるのが、ノースリーブ。袖なしの服一般を指しますが、実はいろいろな種類があります。アパレルの販売員なら、その違いが分かるようにしておきたいもの。ここでマスターしておきましょう。

 

 

■スリーブは「袖」

まず、スリーブ(sleeve)は「袖」を意味します。ノースリーブで「袖がない」という意味です。ちなみに、長袖は、Long-sleeve shirt、半袖は short-sleeve shirt、七分袖は、Three Quarter Sleeve Shirt(スリークォータースリーブ)といい、ノースリーブはno-sleeve shirtもしくはsleeveless shirtといいます。

 

■キャミソール

ノースリーブの一種で、フランス語です。細い肩紐が特徴で、肩の露出度が高いのが特徴です。インナーウェアもありますが、キャミソールドレスのように服もあります。インナーとしてはスリップも似ていますが、キャミソールはウエストまで、スリップはウエストから下まである長い丈のものを指すのが一般的です。

 

■ホルターネック

キャミソールのうち、肩ひもを首の後ろで結ぶタイプのものをいいます。背中が大きく開いているのが特徴です。 ホルターとは、牛や馬の口につけて引っぱる手綱のことです。

 

■タンクトップ

ノースリーブの一種がタンクトップです。もともとタンク(プール)で着る水着(タンクスーツ)に形が似ていることから、こう呼ばれるようになったといわれています。肩部分はキャミソールと比べると幅広になっています。

 

■ランニング

こちらは袖なしでも、男性用下着やスポーツ用のシャツのことをいいます。ランニングという英語はなく、英語では全てSleeveless shirt、つまりノースリーブになります。同じ形状でも、女性用になるとタンクトップと呼ばれているようです。

 

■アメリカンスリーブ

肩が出ている点ではノースリーブですが、首周りにも布地がある服をいいます。普通のシャツのような形だけれど、肩が露出してるものをアメリカンスリーブといいます。

 

■フレンチスリーブ

アメリカンスリーブよりも肩が隠れている服をフレンチスリーブといいます。半袖よりは短い袖で、女性のファッションでよく見かけるタイプです。女性らしい肩のラインを出すことができ、最近は袖がフリルになっているものが人気です。袖は一応あるので、厳密にはノースリーブとは言いがたいかもしれません。

 

(まとめ)

ノースリーブには意外にもいろいろな種類があり、バリエーションに富んでいます。店に新作が入荷してきたら、どのタイプなのかチェックしてみてくださいね。

販売員なら知っておきたい!高級コットンの種類について

 

 

 

「コットン」=綿製品ですが、実はいろいろな種類があることをご存じでしょうか。コットンは世界100カ国以上で生産されている素晴らしい素材です。アパレル製品にも数多く使われているコットンの種類についてご紹介します。

 

■エジプト綿

とても有名な綿ですが、生産量が少なくとても貴重なコットンです。ナイル川流域で栽培されている超長綿と呼ばれる長い綿です。綿には長さがあり、長いものほど高級になります。中でもギザコットンは最高級品といわれ、スーピマ綿・新疆綿と並んで、世界三大綿といわれています。エジプト綿にはシルクのような光沢があり、艶やかな仕上がりになるのが特徴です。

 

■スーピマ綿

アメリカで生産されているコットンです。アメリカではいくつかの綿が生産されていますが、その中でもスーピマ綿が最高級品です。スーピマとは、Superior Pima(高級ピマ種)のコットンであるという意味があります。こちらもエジプト綿と同じように超長綿の一種で、長さが35mm以上あり、豊かな肌ざわりに特徴があります。

 

■新疆綿

中国の新彊ウイグル自治区で生産されているコットンです。中国は世界一の綿花栽培国で、中でも新疆綿は最高級品です。過酷な砂漠地方ですが、カレーズと呼ばれる地下水路を通って天山山脈の雪解け水をふんだんに使うことができ、こうした特性が白くて美しい綿を育てています。新疆綿は、天然の油分を多く含んでいるので素晴らしいツヤが自慢です。新疆綿の中にもランクがあり、タオルやTシャツの素材として使われる汎用綿から、最高級ランクの新疆綿まで種類が豊富です。

 

■シーアイランドコットン

日本語では「海島綿」とも呼ばれています。カリブ海で栽培されている非常に貴重な綿で、シルクのようなツヤとカシミヤのような肌触りがあります。「幻のコットン」とも呼ばれ、かつてはイギリスの王侯貴族だけが手に入れることができるコットンでした。日本に輸入されるようになったのも、ここ40年ほどのこと。薄手の高級ニットで有名なジョン スメドレーは、「JOHN SMEDLEY’S シーアイランドコットン」と呼ばれる、シーアイランドコットンの中でも最も長い繊維だけを使用し、さらに独自の技術を駆使して、きめ細かなニットに編み上げています。素晴らしい製品は、やはり厳選された素材があるからこそ生まれるのでしょう。

 

(まとめ)

知れば知るほど奥深いコットンの世界。コットンに詳しくなると、店の商品に対する知識や愛着が深まることでしょう。お客様にもぜひ教えてあげてくださいね。

実はこんなに種類がある!コート、アウターの名前とかたち

 

 

 

服にはさまざまな形があり、アウターひとつ取ってもいろいろな種類があります。アパレルの販売員として知っておきたいコート、アウターの種類についてまとめてみました。

 

■テーラードジャケット

テーラードとは、背広仕立てのこと。背広デザインのジャケットでボタンが一列についているのをシングルジャケット、二列についているのをダブルジャケットといいます。最近は、すっきり着こなせるシングルジャケットが主流です。

 

■コクーンコート

コクーン(繭)の形をしたコートです。主にレディースのコートに使われている形です。丈は短めで体を包み込むような丸みを帯びたラインをしており、女性らしい形をした可愛らしいコートです。

 

■サックジャケット

襟も肩も少し小さめで、ウエストラインが寸胴のジャケットです。気軽に着られるカジュアルさが魅力で、年齢問わず若々しい着こなしを作ることができます。メンズのカジュアルなアウターとして定番のジャケットです。

 

■ブレザー

学校の制服やスポーツ選手団のユニフォームなどによく使われています。一般的には、金ボタンで下襟部分にステッチが施されており、胸ポケットにはエンブレムがついていることが多いです。

 

■ルダンゴート

もともと男性の乗馬用コートだったものが女性用コートになったもので、ウエスト部分がくびれていて、裾が広がっている丈が長めのコートです。ボタンを留めて着ることで女性らしいラインの着こなしができます。

 

■ジージャン

デニム素材で作られたジャケットで、正しくはジーン(jean:ジーンズ素材の)ジャケットといいます。レディースでは、ワンピースの上に羽織れる短めの丈が特に人気を集めています。

 

■アビエイタージャケット

もとはアビエイター(飛行士)が着る短めの丈の革ジャケットで、上襟にファーがついているのが特徴です。ボーイッシュでカジュアルな着こなしができ、意外とワンピースにも合います。

 

■コーディガン

最近レディースで流行しているアウター。従来のカーディガンともコートの間にあるようなアウターで、コートの代わりに羽織れるような丈が長いカーディガンのことをいいます。

 

■ペプラムジャケット

ウエストがくびれており、ウエストより下の部分にひだが寄っているジャケットです。衿はノーカラーのことが多いようです。上品な雰囲気があり、入学式に着るフォーマルスーツなどに見られます。

 

(まとめ)

アウター一つとっても、ここに書ききれないほどの種類があります。見慣れたものも多いですが、販売員としてはぜひ名称が言えるようにしておきたいものですね。

いくつ知ってる?○○柄まとめ

 

 

 

 

ファッションに使用される柄には、個性的なものがたくさんあります。中でも、民族的なバックグラウンドを持つデザインがあるのをご存知でしょうか。たくさんある中から、いくつかご紹介します。

 

■幾何学調のオルテガ柄

レディースだけでなくメンズでも人気があるのが、オルテガ柄です。オルテガ柄とは、ひし形をした手織物の柄のことで、アメリカのニューメキシコ州チマヨ村に移住したヒスパニック系の人々によって編まれてきた柄です。現地ではカラフルなポンチョなどが多く編まれていますが、日本ではカーディガンの柄として人気があります。

 

■雪国を思わせるノルディック柄

セーターやマフラー、手袋など冬アイテムの柄として定着しているノルディック柄

。北欧風という意味で、雪の結晶など雪国を想起させる柄が織り込まれています。トナカイ柄が一緒に描かれることもあります。主にノルウェーの伝統的な柄で、点描(ルース・コスタ)が特徴です。

 

■シャープなデザインのトライバル柄

トライバルとは、トライブ(tribe)=部族のこと。サモア諸島などオセアニアに住む部族が代々使ってきた柄です。タトゥーの図柄になることもあります。白×黒のモノトーンでダイナミックに描かれる幾何学模様が特徴です。

 

■エレガントなダマスク柄

壁紙や布、包装紙などの模様で有名なダマスク柄。エレガントなスカートやパンツなどに使われることもあります。草花をデザイン化したもので、曲線美のある優雅な柄です。もともとは中世ビザンチンの織物の名前で、イスラムの文様として使われていたものです。

 

■現代的でクールなシェブロン柄

縞模様が山型(W型)になっているものをシェブロンストライプといいます。もとはフランスの軍服の模様を指していました。特に白×黒で繰り返されるパターンは、とてもモダンで人気があります。白×ベージュの優しい色合いが多い北欧インテリアや、白を多用したモダンリビングのアクセントとして使われることもあります。ファッションでは、スカートや小物に使われることが多いようです。

 

■上品で優雅なヘリンボーン柄

床材にも使われている個性的なデザイン。向きを変えた縞模様を交互に繰り返す柄です。シェブロン柄に似ていますが、一続きではなく列ごとに独立しているのが特徴です。このデザイン、実は開いたニシンの骨のかたちを模しているのだとか。骨からこのような美しいデザインを感じ取るなんて、すごい観察力だなと感心します。

(まとめ)

いかがでしたか?身の回りにあるデザインは、まだまだたくさんあります。アパレルの販売員であれば、何となく見過ごしてしまわずに、その柄の由来や違い、使われ方などをぜひ研究してみてください。

お客様によく聞かれるフォーマルウェアの豆知識2

 

 

 

 

なかなか難しいフォーマルウェア。いろいろな決まりがありますから、もう少し詳しく勉強しておきましょう。

 

■正礼装・準礼装・略礼装の着分け

3つのフォーマルウェアは、シーンごとにおよそ次のように着分けることができます。

・正礼装…結婚式や披露宴(主催者)、式典、入学式、卒業式など

・準礼装…結婚式や披露宴(招待客)、祝賀会、パーティーなど

・略礼装…「平服で」とある二次会やレストランパーティー、音楽会など

 

■昼の礼装と夜の礼装の着分け

昼と夜を分けるのは、17:00〜18:00前後。この時間より早いなら昼用の礼装、遅いなら夜用の礼装にします。

 

■靴のマナー:男性編

男性の場合は、黒い革靴で、つま先部分に横一文字の切り替えがついた靴(ストレートチップ)がフォーマル靴になります。紐靴で、紐通しの部分が内側についている「内羽根式」が正装の靴です。葬儀では光沢がないものを履かなければならないので、エナメル素材ではなく革靴で黒のストレートチップを一足揃えるとよいでしょう。

 

■靴のマナー:女性編

いろいろなタイプがある女性の靴。まず、フォーマルな場ではNGの靴を知っておきましょう。以下のような靴は、フォーマルには使えません。

 

× サンダル、ブーツ、オープントゥ、ヒールなし

 

6cm程度のヒールがあるパンプスが女性のフォーマル靴になります。素材は、エナメルが一般的。ツヤがあって華やかな席にピッタリです。ヒールが高い靴を履き慣れていない場合や妊婦さんは、3cm程度の低いヒールでもよいですが、ビジューやリボンをつけるなど、華やかさを出す工夫をするとよいでしょう。

 

■バッグのマナー

喪服に合わせるバッグは、黒でつやがないものを選びます。かつては殺生をイメージさせるとしてNGだった革のバッグですが、最近ではあまり気にされなくなってきているようです。クロコダイルなど明らかに動物をイメージさせるものでなければあまり問題ないといえます。

 

結婚式のバッグはドレスに合わせた華やかなものを選びます。ビジューやスパンコール、パールなどがついていて、ベージュやゴールドなど明るい色合いのバッグがおすすめです。サイズは小ぶりなものがフォーマルです。革ではなく、サテン地などを選ぶようにします。

 

NGなバッグは次のようなものです。

・ブランドのロゴが目立つバッグ

・トートバッグやボストンバッグのような大きなバッグ

・布製、ビニール製

・アニマルプリント

・キャラクターバッグ

・ファー製品

 

■パンツドレスも人気

女性のフォーマルといえばワンピーススタイルが定番でしたが、最近は芸能人の着こなしの影響もあって、パンススタイルも人気です。パンツですがエレガントで、パンプスや大きめのアクセサリーにもぴったり合うのがポイント。フォーマルにふさわしい格を備えたパンツスタイルです。

 

(まとめ)

フォーマルには昔からのルールもありますが、その時代の流行などもあります。「その場にふさわしい装い」ということを意識しつつも、モードも上手に取り入れていきたいものですね。

お客様によく聞かれるフォーマルウェアの豆知識1

 

 

販売員がお客様に聞かれることが多いことの一つに、フォーマルな装いについても疑問があります。「○○にはどんな服を着ていったらいいの?」「○○を身につけてもいいのかしら?」そんな疑問を投げかけられたときに、すぐに答えられるようにしておきましょう。

 

■喪服には3種類ある

喪服には実は3つのタイプがあり、本来はそれぞれ着分けるものです。

・本喪服…喪主や親族が着る。特に一周忌までの葬儀・法要で着る

・準喪服…三回忌以降に親族が着る、一周忌までの葬儀・法要で参列者が着る

・略喪服…三回忌以降に参列者が着る

 

本喪服は、もっとも上のフォーマルウェアで、肌の露出を最大限に抑えた装いです。ワンピースやアンサンブルで袖は長袖(夏でも長め)、スカート丈はひざが隠れる丈かそれ以上の長さにします。

 

準喪服は、本喪服に準じますが少しだけラフになります。袖や丈がやや短くても可、フリル、リボン、レース使いも少しなら可です。略喪服は、さらにラフな要素も可で、パンツスタイルもOK。色も紺やグレーでもよいですが、あくまで喪服なので露出が高いノースリーブなどはNGです。

 

■結婚式のドレスコードも3種類

結婚式やパーティの服装も、正礼装・準礼装・略礼装の3種類です。

 

・正礼装…昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレス。

・準礼装…セミアフタヌーンドレスとセミイブニングもしくはカクテルドレス。

・略礼装…平服でよい。ただし、場にふさわしい装いであることは必要。

 

■フォーマルの基本

フォーマルな席では、常に主催者とその関係者が一番格が高い服を着ます。参列者は主催者に準じるよう、主役を引き立てるような服を着るのが基本です。色は、白や黒の1色使いが最も格式が高くなります。そして、無地のほうが柄物よりも格式が高い服になります。素材は、昼間のフォーマルな席では光沢を抑えた服を、逆に夜のフォーマルな席では光沢のある服を着るようにします。

 

■結婚式に白を着ていってもOK

結婚式には白はNGと聞いたことがあるかもしれませんが、白を着ても一向にかまいません。参列者の装いで大事なのは、主役である花嫁を引き立てること。ダメなのは「まるで花嫁のような」白いファッションというのが正解です。ウェディングドレスのような出で立ちでなければ、華やかな白い服をしても問題ありません。

 

(まとめ)

いわゆるドレスコードの基本をまとめてみました。まずは基本ルールを知っておけば安心です。お客様にフォーマルウェアについて相談されたら、「いつ・どこへ・どんな立場で参加するのか」をまず聞くようにしてください。

いくつ知っていますか?日本が誇るデザイン、和柄について

 

 

日本には独特の色合いもありますが、デザインもあります。着物の柄などでよく使われている素晴らしい和の柄。正確な名称についてもぜひ知っておきましょう。

 

■青海波(せいがいは)

海の波を模様化したもの。もともとはシルクロードから日本に伝わった文様だといわれています。「源氏物語」の中で光源氏が舞う舞としても登場し、今でも雅楽の舞として残っている大変古いデザインです。

 

■麻の葉

六角形のかたちをした幾何学デザインで、平安時代から使われている柄です。麻は丈夫で早く育つため、すくすく育って欲しいという意味を込めて、子どもの産着などに縁起物として使われてきました。

 

■矢絣(やがすり)
破魔矢の矢の文様が繰り返されるデザインです。破魔矢には魔除け、邪気除けの意味があり、家を新築する際の上棟式でも用いられます。明治・大正時代に袴と合わせて女学生の服装として人気がありました。今も、卒業式の袴姿で見ることができます。

 

 

■七宝(しっぽう)

縁起柄として振袖や帯の柄などに多く使われている柄です。同じサイズの円を延々とつなげていくことから、円満や人とのご縁、子孫繁栄などの意味を表しています。

 

■鹿子(かのこ)

漢字の通り、鹿の子の背中の模様を模したデザインです。鹿の子という和菓子も同じで、あんに小豆や栗をつけて子鹿の背中のまだら模様を作ります。振袖や七五三の着物で使う絞りの帯揚げとしても有名です。

 

■豆絞り(まめしぼり)

水玉模様といえなくもないのですが、正式には豆絞り(まめしぼり)といいます。水玉と違うのは、丸が豆粒ぐらいの小さいサイズであること。絞り染めの文様だったので、豆絞りといいます。手ぬぐいの柄としてもお馴染みですね。

 

■市松(いちまつ)

正方形が交互につづくパターン。江戸時代の歌舞伎役者である佐野川市松という人が衣装に取り入れていたことから、この名がついたとされています。

 

■唐草(からくさ)

風呂敷の柄としても有名ですね。つる草の様子を意匠化したもので、世界中に類似のいろいろな文様があります。唐草文様もアラベスク模様を日本的にアレンジしたものといわれています。

 

■亀甲紋

亀の甲羅を模したお目出度い柄です。家紋にもよく用いられています。すでに飛鳥時代から使われていたともいわれる、とても古いデザインです。

 

(まとめ)

着物や帯、風呂敷や手ぬぐいなど、身近な和の物にたくさん使われている和柄。よく見ると、日常生活のあちこちに登場しています。洋風の生活が多い私たちですが、上手に和もの、和柄も取り入れていきたいですね。

正しく知っていますか?エスニックとアジアンファッションの違い 

 

 

 

 

似たような言葉が多いファッション業界ですが、その一つにエスニックとアジアンがあります。どのような違いがあるのか、お客様から聞かれたときに慌てないように知っておきましょう。

 

■エスニックとアジアンの違い

エスニックとは、文字通りには「民族的な」という意味ですが、実際にその表す意味は多岐に渡っています。レストランでもエスニック料理というものがありますが、イタリアンやフレンチ、中華でない料理というくらいの意味で、アジア・エスニックという括りがつけられることもあります。国は韓国からベトナム、タイ、インドからアラブ諸国やメキシコなども含みます。ファッションでも、エキゾチックなテイストのもの全般をさしているようです。

 

アジアンはその中でもアジア系のものに限定して使われるのが一般的です。エスニックはより広く異国情緒があるエキゾチックなもの、アジアンがアジアに限定されたものといえます。

 

■エスニックというと・・・

◎アラジンパンツ

全体はダボッとしているけれど、裾は絞ってあるパンツ。サルエルパンツともいいます。イスラム圏の国で履かれていたものが、パリ・コレで紹介されて一気にガッションモードに。オリエンタルな雰囲気たっぷりです。

 

◎エンブロイダリー

襟元や袖などにほどこされた縫い取り刺繍のことです。立体感のある刺繍がガーリーな装いにピッタリ。ちょうど2016年から2017年にかけて流行しているデザインです。もともとは透かし模様のあるレースのことをいいます。

 

◎ゴアパンツ

ストレッチパンツで、ヨガパンツという名でも知られています。体を締め付けないパンツで、履き心地バツグン。ホームウェアとしても人気があります。アメリカのライクラという素材がよく使われています。

 

■アジアンというと・・・

◎アタバッグ

バリ島の有名なカゴバッグ。細いシダ科の植物を編んで作ったインドネシアの特産品です。日本でもよく知られるようになり、いろいろなタイプのバッグが出回るようになりました。

 

◎バティック

インドネシアのろうけつ染めのこと。ジャワ更紗ともいいます。ろうけつ染めとは、ろうで染めない部分の絵を描いた後、染色して色をつけていく方法で、日本にもあります。各国ごとのデザイン、色の違いが楽しい布です。

 

◎タイパンツ

エスニック・アジアンが好きな人なら一枚は持っているでろう定番パンツ。現地では漁師が履くパンツで、たっぷりの幅があるパンツに両足を入れ、余った布を体に巻き付けます。

 

(まとめ)

エスニック・アジアンのファッションは個性的でおしゃれな着こなしができるのが魅力。まずは気に入ったものを一つ買ってみることをおすすめします。

これって何が違う?似ているファションアイテムの違いとは

 

ファッションアイテムの中には「どっちがどっち?」と思うような、似たようなアイテムがあります。お客様に「何が違うの?」と聞かれたときに答えられるよう、紛らわしいものの違いを改めて確認しておきましょう。

 

■マフラーとストール

この2つは、形は似ていますが素材と使用する時期が違います。ストールは一年中シーズンを問わずに使えるものですが、マフラーは秋冬に使います。ストールは薄手でスカーフのように使うことができるので色柄デザインも豊富です。素材はいろいろで温かいものもあります。マフラーはウールやアクリル、ニット素材が多くなっています。

 

■ガウチョパンツとスカーチョ、スカンツ

レディースアイテムとして大人気となったガウチョパンツ。今おなじようなスタイルのスカーチョやスカンツなども出てきました。ガウチョパンツは七分丈のワイドパンツのことで、柔らかい素材を使ってたっぷり裾が広がるタイプが一般的です。これまでのワイドパンツよりも短いのがガウチョになります。スカーチョは、スカート+ガウチョのことで、スカート丈のガウチョパンツをいいます。スカンツはワイドパンツの長さがある(ガウチョよりも長い)けれど、スカートのようなフレアタイプのものをいいます。

 

■レギンスとパギンス、スパッツ

レギンスは、くるぶしから先がないタイツをいいます。10分丈から3分丈まで、長さはいろいろあります。伸縮性のあるタイツなので動きやすく、冬は防寒にも活躍します。レギンスのうち、足をかける部分があるのがトレンカです。パギンスはパンツのように見えるレギンスのことで、レギンスのようにストレッチがきいていますが厚みがあり、パンツとしての体裁を持っています。スパッツとレギンスはほぼ同じです。レギンスの前の呼び名といったほうがよいかもしれません。

 

■クロップドパンツとアンクルパンツ

クロップド(cropped)とは「切り取られた」という意味で、長くてもくるぶしまでの長さのパンツをいいます。アンクルは「くるぶし」いう意味なので、くるぶしまでのパンツをいいます。つまり、クロップドパンツの一種がアンクルパンツというわけです。

 

■リュックサックとナップザック

基本的に同じもので、リュックサックはドイツ語で、アメリカではナップザックといいます。イギリスはバックパックと呼んでいましたが、これが後にアメリカに伝わり今も使われています。ディパックというものもありますが、これはday(一日)分のものが入れられる小型のリュックサックのことです。

 

(まとめ)

似ていて違いが分かりにくいものは、実はたくさんあります。お客様と自分の考えているものが違っている場合もありますから、ご提案するときはお客様が想定しているものをきちんと確認するようにしましょう。